【思い立ったが吉日】紙とデジタル。どっちもいい。

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前回のブログで、新聞社で働く「坊やさん」のことに触れ、筆者も「坊やさん」(=原稿係)として働いていたことがある、という話を紹介しました。その当時、働いていた新聞社の新聞は今でも好んで購読したり、デジタル版の有料会員になっていたりするのですが、今回の【思い立ったが吉日】シリーズは、そんな従来の紙媒体としての新聞と、デジタル版の新聞の違いについて、私観を述べてみたいと思います。

「坊やさん」だった頃は、今からもう30年以上前の話ですから、当時はインターネットなんてありませんし、なんならパソコン通信が全盛期を迎える頃でした。なので、紙媒体が当たり前。なので、その頃は何の気はなしに新聞をペラペラとめくっていましたが、今になって思うのは、この「ペラペラとめくる」ことで「発見」がある、ということです。もしもインターネットのニュースサイトで見出しがずらっと並んでいる中から、自分の読みたい記事だけをチョイスしているようでは決して見つけられなかったような面白い記事に出会える、というのがやはり紙媒体の魅力になるのではないでしょうか。

一方で、筆者が有料登録している新聞社のデジタル版は、毎日、朝昼とメルマガが届く仕様。その中から読みたいと思う記事をチョイスして、リンクをクリックする、というルーティンが最近は出来上がっております。これはともすると、「ペラペラとめくる」に近い感覚で記事を選んでいる感じもしますし、実際に「ペラペラとめくる」よりは新聞社の意図で厳選された記事の中から選んでいる感じもあります。そうやって選んだ記事の画面に遷移した先で、さらに興味を引かれる記事のインデックスを見つけることもありますし、記事がシリーズ物だった場合にバックナンバーを読みたいと思うこともあります。そういう意味では、デジタル版だからこその新聞の楽しみ方がこれ、とも言えるのではないでしょうか。

どちらがいいか、悪いか、と問われると、どちらにも魅力がある、という回答になるかと思います。とはいえ、有料登録まですることはないんじゃないの?という意見もあるでしょうが、筆者の場合は有料登録している新聞社のサイトでは、「ここから先は有料です」という表示をされるのがストレスと感じるので、有料登録をしているというのが正直なところ。かつて働いていたから、というひいき目もあるかとは思いますが、その新聞社が発信する情報に対しては一定以上の信用を感じているのも大きな要因です。もちろん、その発信された情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、この記者はこういう視点で書いているからこんなアプローチの記事になるけれど、そうでない視点で書いたとしたらどうなるか、という内省をするよう心がけていますが、その内省をするための起点となる記事の信用度でいうと、筆者の中では数多ある媒体社の中では群を抜いて高い、というところが、有料登録に至った要因かと思われます。

そんな中、時期に応じて、紙媒体の方も購読し、デジタル版と併用することもあります。もちろん、内容がダブることもありますが、紙媒体の方で注目した記事が、デジタル版ではこんなふうに扱われているんだ、というところから、その意図を想像するのも楽しい。そうやって脳内をぐるぐるさせることで、自身をアップデートできているように感じられるのが、紙とデジタルを併用する醍醐味のように感じてもいます。

私たちGFCも、紙とデジタル、リアルとバーチャル、といった対極にありそうなものの双方のメリット・デメリットをしっかりとつかみ、お客様に魅力ある商品やサービスがお届けできるよう、常に自らをアップデートしていきたい、と思わずにはいられません。

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