オンラインコミュニケーションには、どんなメリット・デメリットが考えられるでしょうか。
メリット
・交通費や移動時間を削減できる
・遠距離の相手とも気軽にコミュニケーションがとれる
・スケジュール調整しやすい
デメリット
・通信トラブルの影響を受けるかもしれない
・反応や雰囲気を読み取りにくい
・利用環境による制限が発生するかもしれない
メリットは生かし、デメリットは極力小さくしたいものです。そこで今回は、デメリット「反応や雰囲気を読み取りにくい」について考えてみます。
「反応や雰囲気を読み取りにくい」理由として、視覚情報が制限されることが挙げられます。人間が視覚器官から得る情報は、五感で得る情報の内87%を占めると言われています。
そのため、相手の状況がよく見えない状況では、話し手は伝わったかどうか手応えが感じられず、聞き手も感じたこと・リアクションを伝えづらく、ストレスが生まれます。
そこで、気持ち良いコミュニケーションのために重要となるのが、話を聞く人の“表情”や“態度”です。
・話を聞くときは口角をあげて微笑み、相手が話しやすい表情を心がける
(真面目な顔はコワイ顔!)
・相槌や、大きめのジェスチャーを交え、リアクションを示す
※ビデオやマイクをONにできないときは、ツールを使ってアクションしましょう
これらにより、話す人は理解度を察知しやすくなります。場所は離れていても、全員で協力し進めていく!という気持ちが大事ですね。
また、話す人のひと工夫でも、より良いコミュニケーションとすることができます。
・話の後に間を作る (相手が発言しやすくなる)
・問いかけをする (伝わっているかを確認しながら進められる)
・リアクションのルールを決めて促す
例えば「OKの場合は拍手ボタン」「質問があるときは手をあげるボタン」などのルールを決めておく、「OKの方は拍手をお願いします」と促すことで、コミュニケーションが活性化します。
ビデオやマイクのON/OFF、リアクション方法などは、会議の形式や人数によって変えることも大切です。どうすればお互いが気持ちよく参加できるか?を考えれば、状況に合わせた最適なコミュニケーション方法へ近づくことができるでしょう。