
こんにちは、タピオカです。
私は趣味で絵を描くことがあるのですが、一度、描き始めるとついつい時間を忘れ、没頭して描き続けてしまいます。先日も子どもたちが寝静まった22時ごろから描き始めたら、「はっ」と気づいた時には午前1時近くになっていました。次の日も仕事なので慌てて寝ましたが、これをお読みのみなさまには似たような体験、したことはありませんか?
こういう状態のことを、「フロー」状態と言うのだそうです。アメリカの心理学者の方が提唱している考え方だそうですが、時間を忘れて集中できる時間や、その状態の間には最高のパフォーマンスが出せていることを指すようです。よくアスリートの方が「ゾーンに入った」という言い方をされていますが、そんな状態に近いのだろうと思います。
先日、その心理学者の方の著書を読みました。今回の体験が「フロー」体験かもしれない、と思えたのもこの本を読んでいたおかげですが、そこには「フロー」状態になるにはいくつかの条件があるようで、体調や熟練度、意識やほどよいストレッチなど、その条件はさまざまなのだとか。
私の体験した「フロー」状態は、「毎日、模写をする」と決めていたことや、被写体の難易度を日毎に上げて達成したい目標を設定していたこと、そして誰もいない環境だったことなどが上げられます。振り返ってみると、知らず知らずのうちにステップアップを目指していたんだと気づきました。これをひっくり返して考えると、意識的に「フロー」状態を引き起こせば、高いパフォーマンスを実現でき、自分自身の成長速度を上げることができる、ということも言えそうです。そうなれば、次のチャレンジも楽しくなる気がしています。
先に紹介した心理学者の方の著書とは別のもう一冊、これもまたアメリカの心理学者の方の著書にも、「フロー」状態の話題に言及されていました。その著書は全般的に「やり抜く力」について語られてい他のですが、この「やり抜く力」のスコアが高い人は「フロー」状態を体験したことがある、という研究結果もあるとの記述がありました。例えばただ漫然とテレビを見ているとき、つまり受動的な状況では「フロー」状態は訪れず、能動的な状況になった際に「フロー」状態は起きる、ということのようです。
何かに集中し、没頭して行うこと。それが得意なことでも、好きなことでも、仕事でも趣味でもいいので、集中・没頭することが上達したり、成長したりする条件の一つと言えるのかもしれません。日ごろから「フロー」状態を作り出し、成長速度を上げて良い循環をつくる。そんなことを意識しながら、一つひとつ、小さな工夫を積み重ねていきたい、と決意を新たにしたところです。
これをお読みのみなさまは最近、「フロー」体験と言えそうな経験をされたでしょうか? もし「そんな経験はない」ということであれば、難しいことをやろうとは思わず、まずは体調を整え、十分な睡眠を取り、集中できる場所や環境を整えて、少しだけ、これまではやったことのないような難しい挑戦をしてみてはいかがでしょう。もしかしたら、それだけで「フロー」体験ができるきっかけになるかもしれません。ぜひ、お試しください!
では次回もよろしくお願いします!
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