【思い立ったが吉日】「函館マラソン」レポート。術後の還暦が完走って、スゴくない?

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今回の【思い立ったが吉日】シリーズは、去る2022年7月3日に開催された函館マラソンのレポートをさせていただこうと思います。「なぜ、函館マラソン?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、きっとGFCと深いおつきあいのある方や、代表の吉野を知っている方からすると「ああ、なるほど」と思っていただけるでしょう。先に結論から申し上げると、還暦の吉野は自己最高タイムで完走を果たしたのであります。スゴい!

そうです、吉野が出場したのです。冒頭の写真は、レースのスタート直後のもの。丸に示しているのが、吉野です。

なんでこんなに遠目の写真になっているかというと、実は当日は新型コロナ感染拡大防止対策のため、出場者と関係者以外はスタート・ゴール地点となる競技場へは入場ができず、写真を撮影した筆者が競技場のゲートのどちら側にいるのかを吉野と共有できず、吉野は筆者がいる方とは反対側にいるものと思い込んで、そちらに寄って走っていたため、こんな遠目な写真になってしまった、という顛末です。

函館マラソンはその名の通り、北海道函館市で行われたマラソン大会。2022年の大会は、これもまた新型コロナ感染拡大の影響で、3年ぶりの開催ということになります。函館市内を移動するのに便利に利用される函館市電の「千代台(ちよがだい)」電停からほど近い「千代台公園陸上競技場」をスタートし、五稜郭や函館港など、函館市内の名所と言われるようなポイントをコース内に取り込んだ市民マラソンとして親しまれています。

函館マラソンではハーフマラソンとフルマラソンが同時開催されるのですが、吉野がエントリーしたのはフルマラソンの方。実は吉野は、長く変形性股関節症に悩まされており、「病でいろんな制限を受けて生きるより、いろいろなことにアクティブなチャレンジを少しでも長く続けて生きていきたい」と、2022年1月下旬に人工股関節の埋め込み手術を決行。当日は「ハーフを走るつもりで、ハーフの距離を超えていけそうだと思えたらフルの完走を目指す」と言っておりましたが、実は最初から完走する気マンマンだったようです笑。

スマホにインストールして、参加者を登録しておくと、参加者がコースのどの辺を走っているかが把握できるというアプリがありまして、筆者は吉野の動向をこのアプリでチェックしておりました。気がつくと、吉野がハーフの距離を超えて走っていることがわかりました。これは道中の写真も撮影せねば、と思い、筆者が待機していた競技場からほど近い、30km地点へと徒歩で移動し、吉野が走ってくるのを待ち構えていました。

あ、来た!

すごい、すごい、がんばって走ってる!

まだ余裕がありそうだ!

最後まで、がんばって〜!

というわけで、この後筆者は競技場へ戻り、ゴールする吉野の姿を撮影しようと改めて待ち構えておりました。

あ、来た来た!

無事、ゴールできそうだ!

ラストスパートだ〜!

筆者は競技場には入れなかったので、ゴールシーンは撮影できなかったのですが、これもまたアプリで確認したところ、タイムは4時間39分03秒と、いわゆる「サブ5」を達成したのです!これは吉野にとってのベストタイムで、「サブ5」は初、とのこと。還暦を超えた吉野ですが、「やればできる」を体現してくれたというわけです。

「それなりの準備は怠らずにしてきたが、まさか『サブ5』が達成できるまでは思ってもいなかった」とは、ゴール後の吉野のコメントです。人工股関節の埋め込み手術後、半年でフルマラソンを自己最高タイムで完走した還暦というのは、もしかすると函館マラソン参加者の中で唯一の存在だったかもしれません。私たちGFCも、吉野を見習って「やればできる」精神を大切にしたいと思います!

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