【思い立ったが吉日】薄く浅い「鉄っちゃん」でもいいじゃないか。

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今回の【思い立ったが吉日】は、「鉄っちゃん」について取り上げてみたいと思います。

「鉄っちゃん」と言えば、鉄道ファンのこと。決して「人と言う字はぁ〜」と髪を書き上げていた先生役のタレントさんのことではありません。最近は「鉄女」なんて言葉もあるらしく、鉄道ファンの女子も少なからずいるようですが、鉄道ファンと言えば男子がほとんどではないか、と男女平等の時代にずいぶんと時代錯誤な物言いではあるものの、今も昔も「でんしゃ」は男の子の憧れの対象になりやすいものではないか、と思うのです。かく言う私も、物心がついた頃には「でんしゃのおもちゃ」で遊んでいた記憶がありますし、小学生の頃には友だちと一緒に電車の絵を描いて、その車両が何系で、といった情報を添えてみたりしていた次第です。

「鉄っちゃん」にもいろんな種類があるようで、写真を撮りたくて仕方のない「撮り鉄」とか、乗りたくて仕方がない「乗り鉄」といったカテゴリーが存在するようです。「撮り鉄」の人たちの中には無法者もいるようで、進入禁止区域に入って写真を撮影したり、田んぼなどの私有地に入ってしまって結果的に荒らしてしまったり、ということもあるみたいですが、自分の趣味は人に迷惑をかけないようにのめり込むのが上品な人間のやることだと私なんかは勝手に思っていたりします。

「音鉄」というカテゴリーも、あるようですね。ここでいう「音」というのは、電車がレールの継ぎ目の上を通り過ぎる時の「ガタン、ゴトン」といった音のこと。電車の種類によってその音が違うことを追求する、といったマニアックな人もいるようです。かの昼の帯番組を長く司会されていたサングラスのタレントさんなども、路面電車と普通の電車の線路が交差するところで起きる「ズチャチャチャチャチャン!」という音がたまらない、などと街歩きの番組で言っていたことがありますが、このマニアックな感覚は私もわからなくはありません。かつて名古屋に住んでいた時、名古屋の中心的な私鉄電車の駅で特急電車がやってきた時になる「ピーポーパーポーピーポーーー」という音にワクワクしていたことがありますもので。

いかん、だんだんとわかる人にしかわからないような内容になってきていますね。

最近の私の「鉄っちゃん」ぶりはどの程度かというと、一言で言うなら「まんべんなく」といったところでしょうか。一つのカテゴリーにのめり込むほどではなく、雑学として知識を蓄えている、という程度の「鉄っちゃん」です。たとえば「東京の地下鉄で、他の路線と相互乗り入れができない路線が二つあり、それは電気の供給方法がパンタグラフからではないから」といったことや、「つくばまでのアクセスを格段に便利にした私鉄の線路は、継ぎ目が日本最高速の鉄道と同じ形態を取っているから、揺れが少なく乗っていると眠くなる」といったことなど、知っておくと「鉄っちゃん」な人と遭遇した際に会話の中で「共感の接点を持つ」きっかけをつくることができるから、取り入れている知識というレベルな気がしています。

オタクと呼ばれるような人ののめり込み方に対して、私はそこまでできないと思ってしまいますが、一方でその気持ちに共感することはできます。薄くて浅いかもしれないけれど、知っておくとその分野にのめり込んでいる人たちと楽しく会話ができる、という知識は、持っておく方が私はいいのではないか、と思っています。

私たちGFCも、ITについてより深く知るという取り組みを常に行いつつ、幅広い領域に知見を増やしておくことも大切だと考え、より多くの人たちと「共感の接点を持つ」ことができるようにしておきたい、と願っています。

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