SQL Server 2016 インストール

こんにちは。
ヒゲダルマです。

SQL Server 2016がリリースされてボチボチ半年になります。
アプリケーションとの兼ね合いも有り、「直ぐに最新SQL Serverを入れたい!」というケースは余り無く、まだ案件ベースでは導入していませんが、そろそろ案件来るかなとも思い、とりあえずインストールしてみました。

前回のSQL Server 2012から2014へのバージョンアップではインストールもそれほど変わり映えせず地味でしたが、今回インストールしてみての感想としては、2016は結構変わったという感じです。

それでは、以下、手順をまとめましたので、サラッと眺めていきましょう。1.セットアッププログラムを起動し、インストールセンターが表示されたら左側のペインから【インストール】をクリック。
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2.今回はシングルノード/シングルインスタンスなので、右側のペインから【SQL Serverの新規スタンドアロン インストール~】をクリック。
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3.暫し待たれよ。
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4.適宜プロダクトキーを入力し、【次へ】をクリック。
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5.もちろんライセンス条項に同意し、【次へ】をクリック。
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6.特に今回は更新プログラムの詳細バージョン等の指定も無いので、【Microsoft Updateを使用して更新プログラムを確認する】をチェックオンしたまま【次へ】をクリック。
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7.【SQL Server製品の更新プログラムを含める】にチェックオンしたまま、【次へ】をクリック。
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ちなみに、KB3164398は結構重要な更新なようです。SQL Server 2016インストール時には漏らさず適用しておきましょう。

8.暫し待ちます。
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9.さらに待ちます。
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10.とりあえずデータベースエンジンサービスだけ選択して【次へ】をクリック。
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お気付きの方も多いと思いますが、SQL Server 2014から比べると随分と機能の選択肢が増減しています。

増えたものとしては、R Services、PolyBaseクエリサービスあたり
が目を引きます。減ったものとしては、マジ?管理ツール(SSMS=SQL Server Management Studio)がないじゃないという感じでしょうか。SSMSが無ければSQL Serverインストール後の各種設定が出来ないのですが、兎も角、SQL Server 2016のセットアップからはSSMSのインストールが無くなりました。詳細は後述しますが、SSMSは別途インストール(セットアッププログラム)が必要です。

11.シングルインスタンスなので、そのまま【次へ】をクリック。
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12.サービスアカウントは適宜アカウント情報を入力
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13.照合順序も一応確認し、【次へ】をクリック。
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14.サーバーの構成は、【混合モード】とし、saのパスワードを適宜入力し、SQL Server管理者の指定も適当に設定。
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15.データディレクトリはとりあえずデフォルトのまま。
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16.出ました!TempDB。これSQL Server 2014まではSQL Serverインストール後にSSMSでチマチマやらないといけなかったのですが、SQL Server 2016からはインストール時にTempDBの設定が出来るようになりました。
と言うわけで、環境/用途に応じて、ファイルの数、初期サイズ、自動拡張を適宜設定。
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17.FILESTREAMはそのままで、【次へ】をクリック。
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18.【インストール】をクリック。
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19.かなり待たれよ。
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20.インストール完了!
【閉じる】をクリック。(ですが、このままではSQL Server使えないのでSSMSのインストールへと続きます。)
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21.改めてインストールセンターの右側のペインから【SQL Server Management Toolsのインストール】をクリック。
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22.インストールが始まると思いきや、なんと、マイクロソフトのWebサイトへ飛ばされます。。。と言うわけで、適当なSQL Server Management Studioをダウンロードします。
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従来、SQL Serverをインストールすれば漏れなく(当たり前のように)SSMSもインストール出来たのですが、Azure SQL Databaseの登場により、SSMSもAzure SQL Databaseに対応する必要が有り、クラウドファーストを標榜するマイクロソフトとしては、SQL ServerのセットアッププログラムにSSMSを含める形態ではSSMSのバージョンアップ/機能向上が追いつかないという判断が有り、SSMSはサイトから適宜ダウンロードしてインストールしてね!という形態に変わったものと思われます。
クラウドファーストとしては良いのでしょうが、オンプレミスでSQL Serverを構築するケースではサーバーがインターネット接続していないことも少なくないのでSQL ServerのセットアッププログラムにSSMSが含まれないと現場で痛い思いをすることも出てくるだろうなぁと少し心配ではあります。(まあ、事前にダウンロードして持ち込めば良いだけですが。)

23.ダウンロードしたセットアッププログラムを起動。
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24.【インストール】をクリック。
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25.またしても待ちます。
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26.今度こそセットアップ完了です。【閉じる】をクリックし、早速SSMSを起動しましょう。
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27.認証は混合モードなので、Windows認証でもsaでも良いので、接続します。
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28.SSMSでSQL Server 2016がインストールされたことが確認出来ます。念のためselect @@VERSIONでバージョンが正しいことを確認。
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29.tempdbのプロパティを開いて見ると、確かにインストール時に指定した通り、tempdbが正しく分割配置されています。SQL Server 2016ありがとう!。
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30.さらに、Windows Serverの管理ツールからローカルセキュリティポリシーを開いて見ると、ボリュームの保守タスクを実行のプロパティにNT SERVICE\MSSQLSERVERというユーザーアカウント(サービスアカウント)が追加されていることも確認出来ます。この辺もSQL Server 2016の変更点ですね。SQL Server 2016本当にありがとう!
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これでSQL Server 2016のインストールは完了です。
後は適当にいじってみましょう。

以上、駄文散文ではございましたが、ご拝読ありがとうございました。

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