【思い立ったが吉日】築地市場の中にあった洋食屋さんの話。

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みなさんは、東京・築地をご存知でしょうか。かつて大きな市場があった場所であり、観光地にもなっていますが、ちなみにGFCの本社がある八丁堀は、築地からもほど近いロケーションにあります。今は市場が豊洲に移転してしまいましたが、今回はそんな築地という街にまつわる筆者の思い出話を、【思い立ったが吉日】としてご紹介させていただきます。

筆者にとって築地の街は、学生時代にアルバイトをしていた某新聞社(築地にある新聞社といえばわかる人はわかると思いますが)での思い出がたくさんある街でもあります。新聞社でのアルバイトというのは、大ざっぱに言えば「新聞づくりのお手伝い」。前にこちらのブログでも「坊やさん」と呼ばれるアルバイトがいる、という話題に触れたことがありますが、まさにその「坊やさん」を筆者がやっていた頃の思い出になります。

新聞社での新聞づくりというのは、今でもそうだと思いますが、朝刊と夕刊があり、午前中から夕方までが夕刊のお仕事で、夕方から深夜までが朝刊のお仕事になります。私は夜間大学の学生でしたので、基本は夕刊のお仕事をさせてもらっていましたが、昼間の大学に通う学生が持っている勤務シフトを引き受けて、一日中仕事をする、ということもよくありました。また月に数回は「泊まり」勤務があり、その場合はだいたい仕事が夜中の1時半くらいに落ち着いて、その後はビルに用意されている大浴場でお風呂に入って、宿直室で寝る、というような感じで働かせてもらっていました。

アルバイトの学生ですから、みんな遊びたい盛りなわけです。なので、お仕事が終わったからさっさと風呂に入って寝る、ということにはならないケースが往々にしてあり、これもまたビルに用意されている社員食堂が夜中も営業しているので、そこでお酒を飲んだり、場合によっては外に繰り出して夜中もやっている飲食店でお酒を飲む、なんていうこともよくありました。そんな飲食店の中で、筆者が今でも記憶に残っているのが、築地市場の中にあった洋食屋さんです。

決して綺麗とは言えない店内でしたが、市場の中のお店なので、市場で働く人たちが朝方の5時頃、仕事を終えて一杯飲む姿を多く見かけました。そんな人たちの中に紛れて、筆者もビール(なぜか小瓶でした)を頼み、おつまみには必ずアジフライを頼んだのでした。

このアジフライが、すこぶる美味い。

市場の中のお店ですから、仕入れは困るはずがないし、なんなら新鮮なお魚を仕入れられるのだろうと思います。とにかく身がホクホクで、アジってこんなに芳醇な味わいを醸し出す魚なんだ、と感動を覚えたのを覚えています。この市場内の洋食屋さんのアジフライを超えるアジフライには、これまで遭遇したことがないくらいです。

今でもあるのかなあ、と思って検索をかけてみましたが、どうも記憶している店名とは違う店名のお店しか出てきません。市場も移転してしまったので、一緒に移転してしまったのか、なくなってしまったのか。あの味をもう一度、味わってみたいと思うのですが、ちょっと寂しいです。

私たちGFCも、しばらくお取り引きをいただけていなかったお客様と、久しぶりにお取り引きをさせていただくケースがあります。そんな時に、「やっぱりGFCがいい」と思っていただけるようなサービスをお届けできるよう、日々努力を続けていきたいと思う今日この頃です。

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