傾聴力を説明してくださいと言われたら

こんにちは、タピオカです。

先日は子どもの塾選定から、ファーストインプレッションの大切さを綴りました。そこから感じ取ったもう一つの気づき、「傾聴力」についても書いてみたいと思います。

よく「傾聴力は大切!」という言葉を、上司や先輩といった目上の方々から聞かされたことがある人も、少なくないのではないかと思います。

ではその「傾聴力」について「説明してください」と言われたら、どう説明しますか?

人それぞれ、意見があるかと思いますが、世の中では大きなふわふわした概念として、言葉が一人歩きしているような気がしています。日本人のいいところでもあり、悪いところでもあると言える、「なんとなく通じちゃう言葉」の一つなのではないか、と個人的には思っています。「傾聴力?そうそう大事だよね!気を付けようね」なんて日常茶飯事に使っていませんか?

「傾聴」の漢字を紐解くと、「傾ける」や「寄り添う」という意味の「傾」、そして耳と目と心でよくきくという「聴」で成り立っています。それでは、相手に寄り添って、耳と目と心できく、というのはどんな状態でしょうか。

自分がよく傾聴できたシーンを思い出すより、傾聴してもらったシーンを思い出す方が簡単かもしれません。傾聴とは、単純に相手の「話したいことが話せた」というスッキリ感だと思うのです。

話したいことが話せた状況をもう少し分解していくと、話したいこと=話し相手に伝わってほしいこと、です。伝わって正しく解釈してくれた、もしくは共感してくれた、と感じられたらどうでしょうか。

もう少し突っ込んで考えると、話したいことが、その人の言葉(表面)に出てこないこともあります。海に浮かぶ氷山のように、人は見えている部分しか見ることはできません。けれど実は氷山の沈んでいる部分の方が大きいように、人も深い部分に自分で気づいていない本音が隠れていたりします。自分の「本音」を、本人が気づいて話している人は、実は少ないのではないか、と私は感じています。この表現できない「本音」まで話せたことが、一番伝わった感覚が訪れる時、しっくりくる瞬間ではないか、とも感じています。

自分に経験から置き換えると、先日の塾を選ぶ際に「受験を考えています」と伝えた反応の違いです。「我が校は受験に経験豊富な先生を取り揃えています!安心してお任せください」と答えてくださる場合と、「具体的に受験に向けて何か進めていますか?」と質問していただくのと、この違いかなと思います。

どちらも不安という気持ちに寄り添って声をかけてくださっているとは思いますが、こちらの不安という気持ちが「何なのか」は、傾聴してみてもらわないとわからないのだと思います。受験を考えているけれど何もしていないのか。親が一方的に進めているのか。子どもが「通いたい」と言っているのか。自宅で勉強頑張っているのか。不安の種類もさまざまでしょう。聞きたい事と違う話が進むと、当然「聞いてもらっている感」は下がります。この繰り返しで、「なんか違うかな」という直感が動きはじめ、いまいちだったと思うケースに繋がっていきます。話したいことが全然話せなかった体感は、あまり味わいたくないですよね。

私の考える「傾聴力」は、話したいことが話せたスッキリ感、必要なのは質問を通して相手の話したいことを語ってもらう、ことです。言うは易く行うは難し、ですけれどね・・・。

まずは自分でサービスを受けてみた時、そこで「聞いてもらっている感」を経験してみるのも、ヒントに繋がるのではないでしょうか。私も、その人の言葉の裏にはどんな事があるのか?に考え寄り添っていけるように、これからも気をつけていきたいと思います。

それでは次回もよろしくお願いします!

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