
こんにちは、タピオカです。
私は比較的、資格や検定をよく受ける方のようです。大小問わず、毎年何かしらの勉強をしている気がします。
10年前は、そんなキャラではありませんでした。でもいつの間にか、複数の資格を持つようになり、そうなってからよく「どの資格をとったらよいでしょうか?」という質問を受けるようになりました。
そんな質問を受ける機会が増えたということは、「資格はとった方が良いと考えているが何を取ればいいかがわからない」という、ある種の「キャリア迷子」になっている方が多いのではないか、と思っています。そんな私も、20代前半の頃はかなり「キャリア迷子」でした。その状態にいると、なかなか資格取得へのモチベーションも保てません。要領も悪く、遊びにも忙しい若者だった私は、「資格は取りたい」と思うものの、なかなか資格が取得できない「キャリア迷子」の典型でした。「簡単な対策を練る」「試験日を決める」「勉強の時間を決める」「有料コンテンツを買ってみる」など、いろいろ試してはみたものの、ITエンジニアの登竜門であるCCNAは何度か落ちて、泣きました。ところが仕事を辞めた後の2年間のブランクを経て、あっさり1カ月で合格できてしまったのです。それは今から振り返っても、不思議な体験でした。
その後も、いくつかの資格試験を受け、合格も不合格も経験しましたが、チャレンジは今も継続しています。そんな経験を踏まえて感じることなのですが、資格試験を受けることが、次の資格試験への「やる気スイッチ」の役目をしているような気がします。だから「どんな資格を取ったほうがよいの?」という質問に対する私の回答は、「資格は何でも取れたら面白いよ!」となります。
「面白い」と思えるか。これが非常に大切な部分かと感じています。面白さがない、興味がない事を勉強する退屈さは正直、「苦痛」そのものです。もちろん、「興味がないから」と一度もチャレンジせずに諦めるより、試行錯誤する大切さもあります。しかしながら、そこまでの苦行を乗り越えて、何を得たいのか?を改めて考え直してみるのもいいかもしれません。
これまで取得した資格の試験は、「ギリギリ合格」だったものが多いです。100点満点で合格した資格もありますが、不思議なことに「ギリギリ合格」だった資格や不合格だった資格の知識の方が、その後の仕事やプライベートの中でよく使う印象が個人的にはあります。勉強をがんばって100%で臨む「取らなくてはならない」資格の試験に、より、好きな事を長く続けていく中で試験に臨んで「ギリギリ合格」で取得できた資格の方が、最終的には自分の血肉となっている体感があります。
また「資格」とは、取得するのは通過点であって、ある意味で「武装品」です。「鬼に金棒」といいますが、「鬼」だから「金棒」がぴったりするのであって、誰でも「金棒」が似合うわけではない、と私は思っています。だから「金棒」の持ち方(How)に飛びつくのではなく、なぜ(Why)「金棒」が持ちたいか、を考えることからスタートした方がいいのではないでしょうか。「なぜ」を考える中で、もしあなたがワクワクするのであれば、それは自分が興味・関心を持てることなのだろうと思います。
「ワクワクすることがわからない」と言うのなら、旅行先を選ぶかのように、自分の「好み」や「嗜好」で選んでみるのはいかがでしょうか。国内旅行がしたいのか、海外に行きたいのか、国内であれば南か北か、海か山か。そんな感覚で、資格を物色してみるのもありでしょう。場合によっては、有名な資格を選んでみる、という選択肢もあると思います。有名であるのには理由があるはずなので、それを体験してみるのも良い経験になるでしょう。私の場合は、IT関連の資格取得に興味があり、いったん平たくITを学び、その中で一番の興味が湧いた分野がネットワークでした。ネットワークは、今でも面白いと思えるジャンルです。
「人から勧められたからこの資格を取ろう」と考えるより、「自分にはこの資格が必要だから取ろう」と考えられた方が、資格取得に向けたモチベーションを維持できるでしょうし、自分自身によりマッチする資格を取得できるのではないかと思います。「会社で一時金をもらえるから」と考えるより、「資格取得で昇給できるから、それで家族と旅行に行きたい」「資格取得で仕事の幅が広げたい」などと考えられた方が、がんばれるのではないでしょうか。人から勧められた方がターゲットとなる資格を決めるのは早いかもしれませんが、遠回りでも「自分に必要な資格は何か」をきちんと考える方がモチベーションを持続できるものだと私は考えます。
それでも「どの資格がいいか、迷子になっている」という方は、ぜひ一度、お声がけ下さい。前回のブログで書いた「傾聴力」であなたに寄り添い、ターゲットにすべき資格にフォーカスできるヒントをお届けできれば、と思っています。
では次回もよろしくお願いします!
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