
こんにちは、タピオカです。
2022年、新しい年が始まって何かを始めている人も多いかと思いますが、昨年のことをちょっと振り返ってみます。
私は2021年に初めてオンラインライブに参加をしてみました。参加したオンラインライブは、ご存じの方が多いであろう世界的に有名な某K-Popグループと、誰も知らないであろう20年前に解散したPunkバンドの2つです。どちらもオンライン出なければ参加できなかったので、とっても嬉しかったです。同時にかれこれ20年以上前からライブ好きで、ちょくちょく参加していた方なので、「やっぱりライブの空気は違うなぁー」「早くライブ会場で観たいなぁー」といった想いも強くなりました。
オンラインライブなんて、キャリアの話から脱線しているかな、とも思ったのですが、参加してみていくつか、思うところがありました。
コロナ禍の中で過ごした2年間、好きなこと、やりたいことの自粛みたいなものが多く、旅行も、ライブも、イベントも、飲み会もないまま過ごしてきました。そんな日々を振り返ると、似たようなシチュエーションがあったことを思い出しました。初めての出産を経験してからすぐ、東日本大震災を経験したのですが、小さな子どもと過ごした時間は忙しく、充実していたものの、どこか心にぽっかり穴が開いたような気持ちにもなりました。当時は自分の心を「満たす」ことより、目の前の子育てに忙しくてそれどころではありませんでしたが、子育てがある程度落ち着いた今は、自分の時間が増えたと同時に、「満たされている」「満たされていない」と考える時間も増え、ぽっかりと開いた心の穴を意識せざるを得なくなりました。
「満たす」という行為ができないでいると、いつの間にか水の入った容器に小さな穴が開いてしまい、漏れているのに気づかず、注ぐものもなく、気づいたら空っぽになってしまっていた。そんな感じがします。こんな時には、心も「省エネモード」に入るのか、内側から出る熱量も減ってしまい、なんだかやる気が起きないし、何かを始めても以前のように情熱が保てなくなってしまっていました。今は少しずつ回復している気がするのですが、「水を注ぐ速度が追いついていない」という気がしてならなかったです。それが水を注ぐだけでは解決しそうにもないのなら、穴をふさいだり、器を変えたりと、根本的な対策を施す必要があったのかもしれません。そんな状態が続く中で、私には「トランジション(転機)のようなものが訪れている」という気持ちにすらなりました。
前述のように考えられるようになったのは、私がオンラインライブを体験でき、楽しい時間を過ごせたからだ、と思います。コロナ禍の自粛期間が、気づかぬうちに、自分を「満たす」ことを少しずつ失わせていた。好きなことや当たり前に生活に馴染んでいたものが絶たれることが、想像以上にインパクトの大きい出来事なのにも関わらず、それを意識していないと感じられないからこそ、日頃から気をつけなければならない、と改めて感じています。
私にとってオンラインライブ体験は、今までの方法を手放して、新しく始めたり、違う方法で楽しむ、という変化を受け入れるフェーズへと、自らを一歩進ませてくれた体験だったように思います。多くの人にとっては、私のようにオンラインライブ体験が人生におけるインパクトのある出来事にはならないかもしれませんが、他の何らかのきっかけで自分の気持ちに気づき、整理していくことも、自己理解のきっかけになっているのではないでしょうか。こうした「気づき」は、キャリア形成の中で大切なことのうちの一つになる、と私は思っています!
2021年、みなさんの周りではどんな出来事がありましたか? その出来事に対して、自分の感じたことを振り返ってみると、新しい「気づき」が得られるのではないでしょうか。
では次回もよろしくお願いします!
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