【思い立ったが吉日】初詣での、気づき。その2

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今回も【思い立ったが吉日】シリーズで、前回に引き続き「初詣での、気づき」と題して「その2」をお届けいたしましょう。

前回もお伝えした通り、今年(2022年)の元旦は、近所の神社(東京都品川区)に初詣へ出かけました。みなさん、「密」にならないようにソーシャルディスタンスを取りながら、行列をつくって参拝されている中に筆者も並んでいたら、寄進をされた方々の名前と町名までの住所が書かれた木札に目を奪われ、さまざまな妄想を巡らせて、脳みそがグルグルだった、というのが前回のお話でした。

拝殿に向かって進んでいくと、右側に「神楽殿」という建物がありました。お神楽(と言いながら「お神楽って何?」と聞かれたらうまく説明できませんが)を観せる舞台があつらえられている建物という感じで、元旦ならではなのか、どういう歴史的背景があるかは全く存じ上げないのですが、下の写真の通り、まさに「お神楽」を観せている真っ最中でした。演者の方々を見てみると、親子で参加されておられる方々もいらっしゃるようで、どうやら地域にお住まいの方々のよう。おそらくは、昔からこのお神楽に関わってこられたのだろう、と想像を巡らせると、なんとも、心が温まる風景を眺めさせてもらった気がしました。

参拝を済ませ、出店を物色し始めました。いわゆる「テキ屋」さんたちが、やれたこ焼きだ、お好み焼きだ、を売っているわけですが、拝殿に向かって並んでいる間に、やけに気になった出店の看板がありました。「珈琲」とあるので、コーヒーを飲ませる出店なのだろうとは思いましたが、あまりコーヒーを出す「テキ屋」さんというのは見たことがないなあ、と興味を引かれておりました。

どうやらそのコーヒーの「テキ屋」さん、なかなかのこだわりをお持ちの方のようで。メニューを眺めてみると、いろんなコーヒー豆をラインナップしており、値段も1杯400円から800円くらいまでと、なかなかのもの。そんな中、甘酒だったり、カフェオレだったりも品揃えておられましたが、一番手がかからず、儲かりそうなのは甘酒だなあ、などと、「テキ屋」さんがコーヒーを入れている姿を見ながら、ぼんやりと考えておりました。なのに、私より前に並んでおられるお客さんは、「カフェオレ」と、手のかかるものをご注文される。カフェオレは、最初からカフェオレにしたものを温めるだけにしておけばいいのに、コーヒーと牛乳をちゃんと混ぜて、カセットコンロで温めるという手のこみよう。さらに別のお客さんからは、やたらとコーヒー豆についての質問をされる。真面目にお答えになる「テキ屋」さんは、これまた手間が取られている。これはこの「テキ屋」さん、コーヒーをちゃんと出したい、という思いの強い方なのだろうな、と思いました。

なので、筆者はできるだけこの「テキ屋」さんが手間にならないよう、「400円と500円のコーヒー豆、何が違います?」と聞き、「400円の方は苦味が強くて、500円の方はすっきりしています」とお答えいただいたので、「じゃあ400円の方で」と、できるだけ手早く注文を完了。丁寧に入れていただいたそのコーヒーは、クリーミーで、とても美味しいものでした。

後で調べてみたら、このコーヒーの「テキ屋」さん、東京都町田市という、人によっては「それ、神奈川でしょ」と言われるような多摩地区の町でお店を出しておられる方で、コーヒーのソムリエのような資格をお持ちの方でした。なるほど、それは美味しいわけだ、と納得した次第です。

この「テキ屋」さんの話、もう少し続きがありますので、次回もまた「初詣での、気づき」と題したものを展開したいと思います。

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