ブックレビュー『VMware vSphere 7 インテグレーションガイド』

こんにちは。
ヒゲダルマです。

先日、『VMware vSphere 7 インテグレーションガイド』を読みました。

VMware vSphere7インテグレーションガイド

昨年4月に VMware vSphere 7 がリリースされてから1年が経過し、ようやく今年3月に待望の日本語解説書籍として、『VMware vSphere 7 インテグレーションガイド』が出版されました。
現時点で vSphere 7 関連の日本語書籍はこれ一冊だと思われますので、貴重です。

インテグレーションガイドということで、VMware の導入、構築、管理、運用、移行等々、非常に幅広い内容を取り扱っており、質・量ともに読み応えがあります。

もちろん、vSphere 7 で追加された各種最新機能にも触れられておりますので、従来より vSphere に携わってきた私のようなインフラエンジニアが知識をアップデートするのにも役立つと思います。っていうか、私はその目的で本書を手に取りました。

なお、本書は設計寄りの情報が殆どを占め、設計に携わるであろう中堅以上のエンジニアが vSphere 7 の各種設計を行う際に本書を片手に行うことが想定され、初心者には少し敷居が高い印象です。

とは言え、仮想技術の基礎知識についてもページは割いており、本書で一から VMware を勉強することも想定はしているようです。
しかし、ESXi のインストール方法や、最終章に申し訳程度に「vSphere 7 ラボ環境を作る」という形で vSphere の検証環境構築の紹介も掲載はされておりますが、本当に申し訳程度の情報量ですので、本書を読んだら直ぐに導入、構築ができるという類いの本ではない感じです。

と言うわけで、本書は既に vSphere に携わっている方の知識を強化し、各種設計の支援をしてくれる、そんな一冊では無いかなと思いました。
vSphere 7 を扱う方は必読です!

以上、駄文散文ではございましたが、ご拝読ありがとうございました。

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