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今回は【ナナメからIT】として、近頃、注目されているという「SASE」について言及してみます。
タイトルからすると「SASE」は「させ」と読むのか、思われた方もおられるでしょうが、すいません、違います。「サッシー」と読むのだそうです。かつての人気アイドルグループのセンターを務めた方を思い浮かべれば、覚えやすいかもしれませんね。
そんな話はどうでもいいのですが、この「SASE」とは、「Secure Access Service Edge」の略なのだそうです。ITに関する調査・コンサルティングを事業とする米Gartner社が提唱する考え方で、一言で言えば「クラウドサービスが普及する昨今において、企業を構成する人たちが安心して業務に取り組めるITインフラの構築を念頭に置いた、ネットワークとセキュリティを複合したITインフラサービス」のことを指すようです。
「一言で言えば」と言いつつ、一言でまとまっていないので、もう少しわかりやすく説明してみようと思います。このご時世となり、リモートワークがスタンダードになって久しいですが、そうなると、これまでのような社内のITインフラだけでは、業務が滞ってしまうことも少なくないのではないでしょうか。例えば、社外に持ち出せないパソコンでないとできない業務があるから、出社しないといけない社員が出てくる、というような。それってなぜそんな事態が起きるかというと、社内のITインフラに社外からアクセスするのはセキュリティ上問題が多い、という課題があるケースがほとんどだろうと思います。特に社内システムをクラウドサービスに移行する企業様が増えてきている昨今では、そんな社外からのアクセスに対応したセキュリティの導入が必須となってきますが、現状のネットワークインフラに新たなセキュリティを導入しようとすると、コスト面でも、導入までに時間的にも、問題が出てくるケースが多いのだろうと思います。
Gartner社の提唱する「SASE」は、ならばクラウドサービスの導入を前提に、社外からの多様なアクセスがあったとしても問題のないネットワークインフラとセキュリティをそもそも導入したらいいんじゃない? という考え方のようです。これは筆者の個人的見解ですが、Gartner社としては「SASE」という「考え方」があると提唱しつつ、「SASE」という言葉を、クラウドサービスに適したネットワークとセキュリティをパッケージにしたサービスの名称として浸透させたいのでは?と、筆者は穿ったとらえ方をしてしまいます(笑)。とはいえ、どんなITインフラ環境で業務システムや業務アプリケーションを利用されているかは、企業様それぞれかと思います。単純にパッケージを導入したらどうにかなるんじゃない?と、このブログ記事をお読みの情報システム担当者の方は安易にお考えにならず、一度、GFCにご相談いただければ、貴社の現状を十二分に把握した上で、コスト面でも、今後の業務効率化の面でも、最適なご提案を「SASE」ていただきます。
あ、すいません。「SASE」は「させ」ではなく、「サッシー」でした(苦笑)。
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