Windows 10 エディションの紹介 (2021年2月版)

こんにちは、あーくん です。

約3年前 に Windows 10 のエディションを紹介しましたが、その後の変遷を踏まえ、再度記事にしてみました。
当時は Windows 10 初期バージョンがリリース後に 1年半過ぎた頃で、Windows 7 は延長サポートフェーズであり、Windows 8.x 含め 主に 3つの OS が平行運用されていた時期でした。
今回、振り返りも兼ねてエディションを纏めました。

1. Windows 10 Home

主に個人(コンシューマー)での利用を前提としており、ご自宅で利用されている方も多いですね。
「Active Directory ドメイン」に参加不可の制約は、以前の Home エディションから変更ありません。
Semi-Annual Channel (以降 SAC) により、半年ごとに機能更新プログラムがリリースされます。

2. Windows 10 Pro

主に企業(ビジネス)での利用を前提としており、職場や在宅ワークで利用されている方も多いですね。
Windows 8.x のOSでは Bussiness や Professional と呼ばれていたエディションですが、Windows 8.x 以降は Pro で統一されました。

「Active Directory ドメイン」や「Azure Active Directory ドメイン」に参加可能です。また、企業では重要な「Windows Update for Business」、「リモート デスクトップ」といった機能を有します。エンジニアにはクライアントOSにて 仮想化「Hyper-V」が利用出来るのも嬉しいところです。
SAC により、半年ごとに機能更新プログラムがリリースされます。

3. Windows 10 Pro for Workstation

Proの上位エディションであり、2017 年秋にリリースされた Fall Creators Update (バージョン 1709) から追加されたワークステーション向けのエディションです。
ワークステーションで想定される、より多くのCPUコアやメモリをサポートされる特長を持ちます。
SAC により、半年ごとに機能更新プログラムがリリースされます。

4. Windows 10 Enterprise

Proの上位エディションであり、ボリュームライセンス契約を締結した企業が利用出来ます。
SAC により、半年ごとに機能更新プログラムがリリースされます。秋のリリースバージョンでは、30ヶ月のサポート期限が受けられます。

5. Windows 10 Pro Education / Education

教育機関(アカデミック)での利用に限定されます。
ライセンスにより、Pro または Enterprise エディションの全機能を利用出来ます。
SAC により、半年ごとに機能更新プログラムがリリースされます。

6. Windows 10 IoT Enterprise LTSB (LTSC)

以前のバージョンでは Windows Embedded Standard、 Windows Embedded Enterprise と呼ばれていました。
組み込みコンピューターのシステム領域の制約による機能制限がありましたが、Windows 10 Enterprise をベースとしフル機能を利用出来るほか、OS パッケージのカスタマイズに対応しています。
LTSC により、約 10 年の長期サポートが受けられます。

7. Windows 10 IoT Core

以前のバージョンでは Windows CE、Windows Embedded Compact と呼ばれていました。
IoT(モノのインターネット) における組み込みコンピューターでの利用を前提とし、小型コンピューター「Raspberry Pi」などに対応しています。「Raspberry Pi」はすっかり定着した感がありますね。
Windows の特徴であるデスクトップ画面等のユーザーインターフェイスを持ちません。

8. Windows 10 S モード

Microsoft Surface シリーズ や プリインストールモデルの一部で採用されています。
Microsoft Store アプリケーションのみインストール可能であり、Webブラウザーは Microsoft Edge に固定化されます。
S モードは解除出来るため、解除後は通常の Windows 10 Home または Pro として利用出来ます。

この 3年を振り返ると…
◆エディションの変遷
スマートフォン向けの Windows 10 Mobile は Android や iOS とのシェア争い後、開発終了となり 2019 年末にサポート終了となりました。
また、Windows 10 Pro for Workstation や S モードは市場のニーズにより、既存エディションから派生したと言えます。

◆サービスモデル (サービシングモデル) の変更
Windows 10 リリース当初、本番環境で稼動するサービスモデルは
Current Branch (CB)、Current Branch for Business (CBB)、Long-Term Servicing Branch (LTSB) の 3つに分かれていました。
それが、2017 年秋にリリースされた Fall Creators Update (バージョン 1709) リリース時に Semi-Annual Channel Targeted (SAC-T)、Semi-Annual Channel (SAC)、Long-Term Servicing Channel (LTSC) にそれぞれ改称され、更に 2019 年春にリリースされた May 2019 Update (バージョン 1903) から Semi-Annual Channel Targeted (SAC-T) が廃止されました。
お客様に説明する度に名称変更や廃止が発生する為、苦慮することもありました。 笑)

◆CPU サポートの追加
Microsoft Surface Pro に ARM プロセッサー採用モデルが追加されたため、ARM 版 Windows 10 がリリースされました。

2021 年秋の大型アップデートでは Windows 10X (恐らく仮称)と呼ばれるエディションが追加される情報があります。
また、同時期に Windows Server の次期バージョンがリリース予定であり、久しぶりに Windows 10 LTSC がリリースされる可能性があります。

次回の Windows 10 関連記事 は恐らく春の機能更新プログラム バージョン 21H1 の情報が中心になりますかね。

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IT環境構築

Windows 10 Home と Pro の違い
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/compare-windows-10-home-vs-pro
Windows 10 エディションの比較
https://www.microsoft.com/ja-jp/windowsforbusiness/compare
Windows 10 のエディションのアップグレード
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/upgrade/windows-10-edition-upgrades
S モードから Windows 10 Pro または Enterprise への切り替え
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/windows-10-pro-in-s-mode
Windows 10 Mobile のサポート終了: よくあるご質問
https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-10-mobile-%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E7%B5%82%E4%BA%86-%E3%82%88%E3%81%8F%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%94%E8%B3%AA%E5%95%8F-8c2dd1cf-a571-00f0-0881-bb83926d05c5

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