こんにちは。蟻です。
『待っていてもやる気はでない。とりあえず手を動かしていれば、やる気は徐々に出てくる』というようなことを仰っている方がいて、言われてみればそうねと思った話をしたいと思います。
わたしの場合、『待っていてもやる気はでないからとりあえず手を動かす』ことの代表に、とりあえず食器を洗ってみるというのがあります。主に気力不足で今夜の夕飯の献立がさっぱりまとまらなくて、ただ時間だけが無下に過ぎていくことがよくあるのですが、とりあえず放置した食器と向き合うのです。鬱々とした気分の時に頭を使わずに黙々となにかに取り組むことで、晴れやかな気分になる作用が働く為か、滞っていたコトを片付けたことで一仕事終えた気になってスッキリできる為か、夕飯の準備に取り掛かれるようになるのです。ただ、必ずしも放置した食器に向き合う元気を捻出できるわけではないのが悩ましいところではあります……。
※注記※今夜の夕飯が明日の夕飯や明後日の夕飯だった時に献立を考えておけば良かったのでは?と思われるかもしれませんが、明日や明後日は終わりなくやってくるので、今夜の夕飯は永遠に終わらないとご理解いただければ幸いです。
業務の段取りがまとまらない時には、とりあえず報告メールを書き始めます。始めてもいないのに報告メール?と思われるかもしれませんが、報告メールを書くのですから、誰に対する報告で、なんの情報が必要で、なには不要かという取捨選択もこのタイミングで行います。どのような順番で情報が並んでいたら理解しやすいか?ということも見えやすくなります。そこまで見えたら、具体的に手を動かしていきます。メールを組み立てている時点で、なにをどう進めたらスムーズにいくかあたりが付いていますので、改めて段取りを考える必要はありません。それから、報告をまとめるタイミングで足りていない情報を追加で調べる手間も発生しません。
待っていてもやる気はでないから取り合えず手を動かすというと、とっても前向きでポジティブな印象があるようにも聞こえます。けれど、少なくともわたしの場合、そんな前向きな感じではありません。鬱々とした気分の時やうまくいかない時に、どうしたらなんとかやり切れるか、考えてもヒラメキがおりてこない時の苦渋の対応がそうだ、というものです。考えるより先に手が動くタイプの方は意識せずそうされていると思いますが、ついつい考えすぎて手詰まりになりがち、と感じられている方がいらっしゃいましたら、とりあえず手を動かしてみたら、これまでと違ったなにかが得られるかもしれません。
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