SQL Server 2019 インストール

こんにちは。
ヒゲダルマです。

案件が立て込んでいるのは事実なのですが、とある案件で少々待ち時間が生じましたので、先日の宣言通り、SQL Server 2019 をインストールしてみたいと思います。

インストールしてみたのは無難に SQL Server 2019 Standard Edition Japanese です。

インストールそのものの感想としては、SQL Server 2017 とそれほど変わらないな、というものです。

以前、2014 から 2016 にバージョンアップした時はSQL Server Management Studio(SSMS)が別インストールになったり、インストールオプションにも大幅な変更があり、結構変わった印象でしたが、2016 から 2017 そして今回の 2019 への変化はインストールだけを見るとそれほど大きな変更は無い印象です。

もちろん、新機能の追加に伴い、機能の選択に変更は加わっていますし、前回ご報告した通り、メモリや”並列処理の最大限度“の設定がインストール中に登場していますので、地味に変わったという感じでしょうかね。。。

ところで、弊社ではITインフラ全般の導入/構築を手掛けております。ご興味を持たれましたら、是非、こちらまでお問い合わせ下さい。

では、早速、インストールを眺めていきたいと思います。

1.setup.exeを実行します。
WS000000

2.【インストール】⇒【SQL Server の新規スタンドアローン インストール・・・】を選択します。
WS000001

3.適宜プロダクトキーを入力し、【次へ】をクリックします。
WS000002

4.ライセンス条項に同意して、【次へ】をクリックします。
WS000003

5.【次へ】をクリックします。
WS000004

6.機能の選択です。2017 とは少し違っていますので、念のため、一通り載せておきます。(今回はデータベース エンジン サービスのみインストールしました。)
WS000005WS000006

7.【次へ】をクリックします。
WS000007

8.必要に応じてサービスアカウントや照合順序を変更します。
また、余程セキュリティ的に厳しくなければ、【SQL Server データベース エンジン サービスにボリューム メンテナンス タスクを・・・】を選択し、【次へ】をクリックします。(このオプションは2016から使えるようになっています。)
WS000009

9.さて、データベース エンジンの構成ですが、ここが少々変わりました。【MaxDOP】と【メモリ】というタブが増えています。
WS000010

MaxDOP = “並列処理の最大限度(次数)“の設定内容です。
WS000013

MaxDOP(”並列処理の最大限度(次数)“)の既定値は”0″ですが、ここでは自動的にインストールプログラムが判断した推奨値”1″が入力されています。
MaxDOPって何よ?という方はこちらを参照下さい。
また、推奨値はMicrosoftのガイドラインに沿った内容となります。
MaxDOPの値をどうするかは悩ましいところではありますが、インストール時にMicrosoftの推奨値が自動で設定されるようになったのは悪くないと思いますし、SQL Server が従来から目指している製品としての方向性(誰にでも簡単に最適に使えるようにする)にも合致していると思います。
もちろん、インストール後、運用の様子を見てMaxDOPを変えたければSSMSでチューニング可能です。

メモリの設定内容です。
WS000015

初期設定では既定が選択されていますが、恐らく多くのケースで今後は推奨を選択するのが望ましいように思います。
過去、最大サーバーメモリの設定を既定値のまま運用し、深刻なメモリ不足に陥って運用が困難になったサーバーを散々見てきました。少なくとも推奨値を選択しておけば、そういうことは避けられます。
その上で、必要ならインストール後に様子を見てSSMSでチューニングすれば宜しいかと思います。

10.インストールオプションを一通り設定したら、【インストール】をクリックします。
WS000016

11.インストールを待ちます。インストール時間は 2016 や 2017 とそれほど変わらない印象です。
WS000018

12.インストール完了です。
WS000019

2016 以降のお約束ですが、この後 SSMS を別途インストールします。(以前にも紹介しているので省略します。)
SSMS インストールしたら、サーバーのプロパティを見てみましょう。

詳細設定の”並列処理の最大限度(MaxDOP)”が1に設定されていることが確認できます。
WS000021

メモリの”最小サーバーメモリ”と”最大サーバーメモリ”がインストール時に選択した推奨値で構成されていることが確認できます。
WS000020

これで SQL Server 2019 のインストールは完了です。
如何でしょうか、それほど大きな変化は無かったと思います。
正統進化という感じでしょうかね。

ちなみに、SQL Server 関連の記事としては、以下のようなものもございます。
お暇な時にご一読下さい。

SQL Server 2019
SQL Server 2008 R2のインストールの自動化
MSDTCのクラスタ化

インストールの自動化と MSDTC のクラスタ化については SQL Server のバージョン問わずお役に立てる内容かと思いますので、お時間許せば一度ご覧下さい。

以上、駄文散文ではございましたが、ご拝読ありがとうございました。

GFCのホームページはこちら

SQL Server、Windows ServerなどIT環境構築に関連するGFCのサービスはこちらから。

お問い合わせフォームはこちらから。

コメントを書く