AEDのある場所を知っていますか?

こんにちは!

以前、救命処置について産業医の先生に伺ったお話をご紹介しましたが、今回は、GFCの社員が公益財団法人東京防災救急協会が提供する上級救命講習を受講して、これは広く知らせたいと思ったことをご紹介したいと思います。

水深10cmでも溺れてしまう?!

こどもの水にまつわる不慮の事故が、家庭ではどこで起きるか知っていますか?こどもは頭が重いので、深さ10cmの水でも溺れてしまうということ、幼児向けプールだからといっても油断は禁物であることを知っている方は少なくないかもしれません。しかし、溺れるのは何も体ごと入れるところとは限りません。元救急隊員の講師の方が仰っていたことですが、水が残っている浴槽はもちろんのこと、洗面器に残っていた少しの水でも溺れてしまった事例があるのです。これは極端な事例かもしれませんが、その10cmが命取りになります。浴槽に水を溜めない、浴室にこどもが一人で入れないようにすることも重要です。

倒れている人を見つけたら119番。応急手当を少しでも早く行おう

応急手当を少しでも早く行うことで、重症化や死亡を減らすことができます。救急車到着までの時間(東京都内で平均7~8分)が傷病者の生命を大きく左右します。心肺停止から3分で50%が死に至ります。10分では100%が死に至ります。自分一人で対処しようとせず、大声で助けを呼び、周囲に協力を求めましょう。

ゴム手袋がなくても止血をあきらめないで

止血を行う際はゴム手袋の利用がセオリーですが、コンビニの袋があれば代用できます。怪我をしている箇所の止血時にゴム手袋がない場合でも、コンビニの袋などを活用して直接血液に触れない工夫をしましょう。
※ゴム手袋の利用は、感染症を起こす危険性を回避する目的があります。

心肺蘇生が先か?止血が先か?

出血していてかつ心肺停止をしている場合は、まず心肺蘇生を行います。心肺蘇生とAEDによる電気ショックを繰り返しながら救急車の到着を待ちましょう。

窒息のジェスチャーは世界共通

両手の親指と人差し指で喉をつかむジェスチャーのことをチョークサインと言います。日本の学校では習いませんが、このチョークサインは人間が自然に行うジェスチャーを元にしていて、世界共通です。チョークサインによって、自分が窒息していて呼吸できないことを周囲に伝えることができます。また、チョークサインに気付いたら、咳をさせたり背中を強く叩いたりして、気道の異物を取り除いてあげましょう。

AEDの設置場所を知ろう

AEDが設置してある場所は、アプリで確認することができます。身の回りのAED設置場所を知って、もしもに備えましょう。

AEDの使い方は2パターン(日本国内の場合)

AEDは国内に40数種類ありますが、使いかたは2パターン。AEDより流れる音声ガイドにならって誰でも簡単に操作することができますが、初見では不安で使えないと思われる方は、2パターンであれば事前に練習しておくのも難しくないですね。

自治体の防災イベント等でAED操作体験を実施しているところもあります。ご興味を持たれた方は、お住まいの自治体広報などを確認してみてください。

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