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今回の【思い立ったが吉日】は、「普通」ってどういうことなんだろう、という話題を取り上げてみたいと思います。
この夏は、暑かったですね。「命の危険を感じる暑さ」という表現がテレビなどのメディアで発せられたのは、今年が初めてだったのではないかと思います。これまでにない異常な暑さ、と感じられたのはきっと私だけではないと思いますが、その原因と言われているのは「地球温暖化」のようですが、「まあそうだろうな」と納得感を持って受け止めてしまうくらい、ここ数年の気候の変動は大きいように感じます。
しかしながら、ふと考えてしまうのです。「異常な暑さ」と言うけれど、それって本当に「異常」なのか?と。いや、確かに昨年以前と比べて、「異常」と思える暑さに感じたのは事実ですし、実際に歴代の最高気温ランキングでも今年の記録がずいぶんとたくさんベストテン内にランクインしているのも紛れもない事実です。それを考えれば「異常な暑さ」という表現は間違いないところだとは思うものの、しかしながら見方を変えれば「当然の暑さ」ではないか、とも思う次第です。「地球温暖化が進んでいる」から、この暑さになったと考えれば、これだけ暑くなるのは異常でもなんでもなく、当たり前のことだと捉えることもできるように思うわけです。
天気予報の中で、「明日の最高気温は平年に比べて何度高い」という表現をされることがあるかと思います。この「平年」というのも、恐らくはここ数十年の間を平均して、という意味合いだと思いますので、最近のように「異常な暑さ」を記録しているような時期ではない数値も含めて「平年」となっているのではないか、などと斜めから見てしまう私がいます。今年などは「平年」に比べて暑いのは当然のことだと思いますので、あえてそんな表現をしなくてもいいような気がしてなりません。
「普通」と呼ばれるものの基準をどこに置くかによって、物事は見方が変わってくるように思います。前述のような「平年」を「普通」の基準とするなら、今年の暑さは「異常」になりますが、「地球温暖化の影響」を受けていることを「普通」とするなら、今年の暑さは「当たり前」になるかもしれません。前者のような見方をしていると、「異常な暑さ」であることにやたらとフォーカスしてしまいますが、後者の見方をしっかりとしているのであれば「地球温暖化の影響」にどう対応するか、という議論に発展していって、建設的な会話ができるような気がするのですが、いかがでしょうか。
私たちGFCも、「普通」の基準をどこに置くか、を意識しながら、自社の商品やサービスを常に見直していけるよう、心がけていきたいと改めて思います。そうすることで、自分たちの目線を中心にするのではなく、お客様の視点を重視することができるようになると考えるから、です。
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