【思い立ったが吉日】「オタク」の存在価値。

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今回の【思い立ったが吉日】は、「オタク」の存在価値について語ってみたいと思います。

私が好きなミュージシャンに、2018年で結成40周年を迎えるグループがあります。数々のヒット曲を世に送り出し、ライブに行くとおばあちゃん、お母さん、娘の三世代で来場されている方もいらっしゃる、全世代から好まれているそのグループのリーダーで、ボーカルを担当するあの方(と言えばだいたい想像がつくと思いますが)は、ほぼ全ての楽曲で作詞・作曲も担当しています。その楽曲たちの中には似通った曲ももちろんありますが、レゲエだのブルースだのロックンロールだのと、さまざまなジャンルへと分けられる多彩さが大きな特徴です。ヒットした曲だけをご存知の方には想像できないかもしれませんが、彼らのアルバム作品を聴くと「よくもまあ、こんなに曲のアイデアが出てくるよな」と感心させられます。それはなぜかというと、そのリーダーでボーカルのあの方が一言で言えば「音楽オタク」だから、だと私は勝手に思っています。

リーダーでボーカルのあの方がホスト役を務める深夜番組が、かつて放送されていたことがあります。そこでは自身の楽曲を披露することもあるのですが、時に応じて他の人の楽曲をコピーして披露することもありました。その他の人の楽曲の選び方が、本当にすごい。何がすごいかというと、わりとみんなが知っているのも選ぶのだけれど、「何、それ?」「そんな曲、あったの?」「これ、誰の曲?」と思うようなマニアックな選曲をされることもしばしばある。つまりリーダーでボーカルのあの方は、国内外を問わず世にリリースされているあらゆる楽曲を網羅的に聴き、自身の「糧」としているのだろうと推測できるわけです。引き出しが多いから、いろんなスタイルの楽曲をつくることができる。そんなミュージシャンって、そんなに多くはないと私は思うのです。

「オタク」という言葉が、かつてに比べればかなりポジティブなイメージに変わった昨今ですが、「オタク」には大いなる存在価値があると私は考えています。その存在価値を高め、世に認めさせるために必要なのは、まずは自身が何の「オタク」であるかを明確に自覚し、それをどうやってアウトプットすれば多くの人が喜んでくれるのかを考え、戦略を練って実行に移す、ということではないかと思います。「別にそんなに多くの人に喜ばれなくてもいい」と考える方もいるでしょうが、一人でも多くの人に喜ばれることはそんなに悪いことでもない、と私は思うのですがいかがでしょうか。前述のリーダーでボーカルを担当するあの方などはまさにそういう考えをお持ちで、だからこそヒット曲を数多く生み出すことができ、それによって築き上げたものを活用して自身のやりたいこともやり、さらに多くの人に喜ばれるような楽曲も世に送り出す、ということを継続できているのではないか、と私は勝手に想像しています。

私たちGFCもIT業界の一角を担う企業であり、その分野での専門性を高めようと日々精進しています。それは端から見れば、「オタク」性を高めているようにも映るかもしれません。しかしながら、その「オタク」性を多くの人に喜ばれるようにアウトプットできるようになれば、お客様の満足度をより一層高められるのではないか、と考えています。

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