【思い立ったが吉日】義理チョコや恵方巻は、当たり前なのか。

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今回の【思い立ったが吉日】は、食品業界のプロモーションを通じて、当たり前のことが本当に当たり前なのか、という疑問を持つことの大切さについて言及してみたいと思います。

巷はバレンタインです。以前にもこのブログで、バレンタインデーというのは製菓業界が仕掛けたもので、かつて私が幼稚園の頃にそのプロモーション用につくられた楽曲があって、それがすごく心に残っている、みたいな話題を書いたのを記憶しています。最近のハロウィンもそうですが、いずれにしてもこうした季節のイベントというのは、どこかの業界や企業が自社製品を拡販するためのプロモーションとして仕掛けたものであることがままある、というのは間違いのない事実でしょう。

そんな誰かが仕掛けているという季節のイベントだということを理解しながら、その喧騒を楽しむというのもありでしょう。そんなことを考えることなく、楽しいからいいじゃない、うぇーい、と盛り上がるのもいい。しかしながら2018年、そんな流れに一石を投じるようなプロモーションが行われたのは、一つ特筆すべき現象ではないか、と思わずには要られません。

バレンタインには「義理チョコ」というものがつきもののようになっていましたが、「義理チョコはやめよう」といった趣旨の広告が、チョコレートが主力商品となっている大手製菓会社から発信されたのは、注目すべきものではないでしょうか。まあもちろん、そんなアプローチをしながら、「本命にあげるチョコを大切にしよう」というメッセージの裏側に、高級感のあるチョコレートをしっかり購入してもらって客単価を上げようという狙いも見えすくわけですが、それゆえネット上でも賛否両論でかなりざわついたようです。個人的には、まあそういう狙いがあったとしても、それまでみんなが当たり前と思っていたところにあえて波風を立てるというのは、人々にふと考える間を与えるという意味でも大事なことのように思います。

節分の定番となってきた感のある「恵方巻」についても、議論がわきたちましたね。これもスーパーやコンビニなどの流通・小売業界の仕掛けで定番化したイベントと言えるでしょうが、地方のスーパーが「もうやめにしよう」という広告を出したというのが話題になっていました。大量生産による大量廃棄がネットでも話題になったことを受け、まあこれも話題づくりという狙いも透けて見えますけれども、「そうか、もったいないことしてるんだ」ということに気づかせられる人が増えるのは大いに意味があることではないかと思います。

いずれにしても、普段、普通にやっていることが「普通」なのかどうか、という疑問を持つことは実に難しいことです。だからこそ、そういう疑問を持つように意識することは、とても大事なことでしょう。私たちGFCも、自分たちが提供しているサービスがお客様にとって喜ばれるものになっているかどうか、常に振り返る意識を持ちながら日々の仕事に取り組んで行きたい、と改めて思う2018年のバレンタインでした。

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