【思い立ったが吉日】猫との生活で教えられたこと。

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今回の【思い立ったが吉日】は、猫の話をしてみようかと思います。

私、実は猫アレルギーです。なぜそれが発覚したかというと、実家で猫を飼い始めたからなんですが、20代前半の頃の話なので今から25年以上前のことになります。

その猫がやってきたのは、当時住み始めた家に引っ越してきたばかりの頃でした。私はその頃、高校二年生。真っ白な野良猫で、野良のわりにはやたらに人懐っこい。私も家族も、「きっとどこかで飼われていたのだろう」と想像していました。気がつけばその白猫は、私たちの家に上がりこむようになり、私たちもエサを与えるようになっていました。

しばらくして、その白猫は朝には家を出てどこか外をフラフラと歩き回り、夕方には帰ってきて家で寝る、という習慣ができ上がりました。そして気がつくと、おなかが大きくなって帰ってくるようになっていました。その白猫はメス猫で、結局は子猫を5匹産みました。我が家はいきなり、6匹の猫を飼うことになったのです。最近はそういう状況を、「多頭飼い」というそうですね。その当時は、そんな言葉はありませんでした。

産まれた子猫は、オスが4匹とメスが1匹。どうやらこの子猫が増えたことで、部屋の中に飛び散る猫の毛が、私の猫アレルギーを誘発したようです。特に子猫たちが成猫になってから間もなく、オスの2匹が仲が悪くなってしまい、時に応じて毛が飛び散るくらいの激しいケンカをするようになったのが、さらによくなかったようでした。私の猫アレルギーは喘息の症状が現れるのですが、初めて症状が出た時は風邪かと思ってしばらく市販の風邪薬で様子を見ていたのですが、一向によくならず、息苦しくなるばかりだったので病院へ行ったところ、「アレルギー性喘息」と診断されたのでした。

医者には「もう猫は飼わないように」とは言われましたが、そんなに急に6匹の猫をもらってもらうことなんてできません。まして捨てるなんてことは、なおさらできません。結局そのまま、アレルギー性喘息とともに猫を飼う、という絶対に体によくない生活を続けました。それでも猫たちは、かわいい。これぞ「猫かわいがり」というやつでした。

この猫たちとの生活は、突如として幕を下ろしました。家族と相談し、オス2匹のケンカをおさめるために、オスには去勢手術を、メスには避妊手術を施そうということになったのです。動物病院で手術を依頼すればよかったのですが、何せ6匹まとめてとなると結構な費用になってしまう。そこで割安で手術をしているというペットショップにお願いをしたのです。しかしそこが衛生管理のずさんなペットショップだったため、感染性の病気をもらってきてしまい、次々と猫たちが亡くなっていってしまったのです。この時は、本当に精神的にまいったことを今でも鮮明に覚えています。

それでも私は今でも「犬より猫派」ですが、それ以降はさすがに喘息の発症が怖くて、猫を飼ったことはありません。しかし猫との生活で学んだことは、たくさんあります。猫も人と同じように、1匹1匹で性格も志向も違うこと。その性格に合わせた接し方が、それぞれあること。そもそも生き物を育てることや、見返りを期待せずに愛情を注ぐことの大切さ。そして生命には限りがあること。その限りある中で何をするか、してあげるかを考えることの大切さ、などなど。経験してみなければわからなかったことが、たくさんあったように思います。

私たちGFCも、お客様とのおつきあいをさせていただく中で学ばせてもらっていることはたくさんあります。そんな「学び」を得られたことに感謝の気持ちを忘れず、私たちが提供するITサービスに活かしていくよう心がけていきたいと思います。

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