タクシーこぼれ話

お久しぶりです、みや-3です。

仕事がら外出が少ないため、めったにタクシーは利用しないのですが、利用した時に運転手さんと話をしてみると、いろいろなこぼれ話が聞くことができて楽しいです。今回はそんな中から、どこかのテレビ番組のような“ぶっちゃけトーク”をご紹介してみましょう。

法人タクシーには、こんなルールがあるそうです。たとえば新横浜駅と横浜駅西口にタクシーが集中しすぎないように、2日ずつ交互に偶数・奇数ナンバーが新横浜駅・横浜駅西口に入れるルール。入れない車が間違えて入ると、後ろからクラクションを鳴らされるのだとか。他のタクシーがいない時だけは、入っていいようです。

さらには「縄張り」というものもあって、この日に私が利用したタクシー会社は相模原や東京ではお客様を乗せてはいけないのだそうです。またお客様を遠くまで送った帰りは回送で帰ることも決まっていて、結構厳しいルールがあるものだ、と思いました。

「ルール」という観点でいうと、運転手さんは反則やスピード違反が重なると会社に連絡が来て、たとえば運転時間が20時間あるなら3時間は休憩しなければいけないなど、制約が求められるようになるそうです。それが守られているか、監査もあるらしく、なかなか大変だといいます。

一方でこんな「裏技」とも言えるルールもあるようで、たとえば東京から横浜に帰るというお客様がいたら乗せていいのだそうです。横浜に帰りたいお客様が、都内で横浜ナンバーを見たら、金額交渉などをしてみる価値はありそうです(笑)。実際に聞いた話ですと、都内で電車の走っていない時間に交差点でお客様から窓をノックされ、「1万2000円ぐらいだけど上星川まで半額でどう?」と言われ、「交渉成立して乗せた」と聞きました。

「不況で利用する人も少なくなった」「金曜も遅くまで飲む人が少なくなった」「会社もタクシーチケット使わなくなった」といったグチのような話も聞きながら、朝7時から夜中3時半までの勤務で、最近の一番遠かったお客様が「深夜割増前の時間帯で横浜から世田谷までの 6000円」だったとか。車から長く離れられないため、食事はコンビニのお弁当が中心になってしまうそう。ここ数年での遠距離のお客様は厚木までで1万5000円だったといい、年に1回ぐらいあるかないかだが、富士山の近くまで 4万円というのもあるのだとか。今までで一番遠かったお客様は新幹線がなくなった時間帯の大阪まで、というのがあったそうで、そういう長距離の場合は運転手が2人でないとダメ、というルールがあって給油も必要となるのだそうです。

その運転手さんが働くタクシー会社は無線タクシーの組合に入っていて、組合には10社程度加盟しているとのこと。組合からの無線で呼び出しがあった場合、運転手さんのナビの地図にピンポイント表示されるのだそうです。

あとは路上駐車がしづらくなって、どこかのお店でランチを取る、ということが難しくなったともおっしゃっていました。基本は営業所に戻ってランチを食べるそうですが、本牧に駐車無料のステーションがあってよく利用しているそうです。大桟橋のあたりで立ち食いそばのお店に行くと、そばが来る前に「車を動かして」と言われて困ったこともあったそうです。ちなみに私の家の近所の中華料理屋も店専用駐車場が無くなったため、運転手さん泣かせだと聞いています。

それと横浜駅西口のタクシー乗り場の配置が変わったことを、運転手さんは嘆いていました。並んでいる車が鋭い角度を曲がって乗り場に入るのでスムーズでなく、すぐ前に変則的な信号があって詰まってしまう、とのこと。空車がたくさん待っているのに、効率が悪いのでなかなか乗ることができない、とお客様からも運転手さんの間でも不評なんだそうです。

そんな話を聞いた後、横浜駅東口からタクシーに乗ろうとしたら、全然並ばずに乗ることができました。聞くところによると、横浜駅東口のタクシー乗り場は金曜日や終電前後の遅い時間帯でないと混まないのだそうです。雨の日でも濡れずに乗れたりもするので、横浜駅利用者にとっては「穴場」かもしれません。

そんなこんなで、タクシーこぼれ話をあれこれご紹介させていただきました。おつきあい、ありがとうございました。

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