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今回の【思い立ったが吉日】カテゴリーは、ちょっと最近「復権」が言われているウイスキーについて取り上げてみましょう。「このカテゴリーは、食べたり飲んだりの話題が多いなあ」と思われる方、その通りです(笑)。わりと「食」への興味が高い人間なもので。
なぜウイスキーが「復権」と言われているかというと、連続ドラマで取り上げられたから、というのが大きいのだろうと思います。かねてから「ハイボール」という飲み方を訴求する大手酒造メーカーテレビCMが結構な頻度で流され、じわじわと復権してきた感はありますが、はっきりとした復権への決定打となったのが連続ドラマだったのではないか、と思います。
とある酒造メーカーの創業社長の方をモデルにし、スコットランドで学んできたウイスキーの醸造法を活かそうと既存の酒造メーカーに就職するも、自分とオーナー社長との考え方が合わず、結局自ら北海道に製造工場を立ち上げる、というのが前述のドラマの大雑把なあらすじです。その主人公のモデルになった方は、スコットランドの女性を嫁に取り、日本へ連れ帰ってきたというのも一つのトピックになっているドラマであります。戦前の時代にそんな先進的な考え方を持った人というのも、当時ではなかなか稀少だったのだろう、と思わずにはいられないストーリー展開に、目が離せなくなるドラマに仕上がっております。
さて、そのドラマのおかげで、あちこちでウイスキーの需要が上がっている、というような話をちらほらと聞きます。うがった見方をすれば、テレビ局と酒造メーカー、または酒造の業界が結託して、ウイスキーの需要を喚起しようとしているビッグプロジェクトなのではないか、と考えられなくもないですが、ごく素直な消費者である私は、そんな話題づくりに思い切り乗っかって、ついついウイスキーを飲んでみようとしてしまうわけです。
前述のドラマの中に、「ピート」という言葉がよく出てきます。「ピート」とは、ウイスキーの産地として有名なスコットランド北部に広がる湿地帯で取れる泥炭(でいたん・炭化のあまり進んでいない石炭)のことで、ウイスキーの原料である麦芽を乾燥させる際にピートの煙を使うことで、「スモーキーフレーバー」という独特の香りがつくのだそうです。
と、わけ知り顔に解説してみましたが、実は私もこのドラマを観るまでは、「ピート」も「スモーキーフレーバー」も知らずにかっこつけてウイスキーを飲んでいた輩でございまして(苦笑)。ついでに申し上げますと、これまでウイスキーを飲んできた中ではそこまで「スモーキーフレーバー」なものを飲んだことがないのだろうと気づかされたわけです。
なんで、試してみました。ピートの強い、スモーキーフレーバーな本格ウイスキーというものを。
行きつけのショットバーが地元にあるのですが、試しに頼んでみたんです。「ピートの効いたスコッチウイスキーでお勧めのをちょうだい」なんて、またもやカッコつけて(笑)。すると、やはり今まで飲んできたウイスキーとはまったく異なる味わいがするではありませんか。そして「ピートが効いた」味というのは、かつてよく飲んでいたズブロッカというウォッカの一種に似た、ちょっと薬草風なツーンとした独特の味なのだ、ということもわかりました。慣れない人にはきっとキツいのでしょうが、好きな人にはたまらない味わいなんだろうなあ、と思った次第です。
もし、このドラマがウイスキーの復権のために仕掛けられたプロジェクトなのだとしたら、私はまんまと乗せられて、ピートの効いたウイスキーまでチャレンジしてみちゃった人、ということになるのでしょう。でも、もしそうだとしても、今まで体験したことのなかったことを体験できるきっかけを与えてくれたと考えれば、自分としてはすごくよい体験だったと感じています。
私たちGFCも、今まで未体験だったことに果敢にチャレンジし、「よい体験だった」という経験をたくさん積むことで、よりよいITサービスコンテンツづくりに活かしていきたいと思います。
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