APC Powerchute Network Shutdown for VMware HA/vMotionのセットアップ その一

こんにちは。
ヒゲダルマです。

毎度唐突ですが、こういう構成って良く見ませんか?

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VMware vSphereホスト2台構成で、共有ディスクがあって、vCenterは仮想でVCSA(vSphere vCenter Server Appliance)があって、HA/vMotionクラスタが構成されている、って感じです。
さらに、UPSはAPC Smart UPS(Network Management Cardが挿入済み)が2台あって、たすき掛けの冗長構成になっていて。。。

比較的小規模な環境だと良くある構成なのか、私が偶然この構成を手掛けることが多いだけなのか、真偽は分りませんが、少なくとも私は幾度かお目に掛かっております。

この構成、ぱっと見では特に問題は無く、APC提供のPCNSユーザーガイド(P.94)にも似たような構成が登場しており、ユーザーガイド通りにPCNSをセットアップすれば良いような雰囲気です。

ところが、この構成でUPSによるシャットダウンの仕組みを作ろうとすると一筋縄ではいかないのです。。。(涙

前述のユーザーガイド通りにセットアップすると、ゲストがシャットダウンされないとか、ゲストはシャットダウンされるのにホストが落ちないとか、不可思議な事象のオンパレードとなります。

昔、初めて該当の構成をセットアップした時には、それら不可思議な事象に本当に苦しめられました。ユーザーガイド通りなのに何故?という感じでした。
一つ一つ原因を追及してみると、なるほどね!なのですが、結局、ユーザーガイドはPCNS仮想アプライアンスが展開される前提環境のことを余り考慮していない印象です。まあ、APCとしては全てのシチュエーションを想定してユーザーガイドを用意するのは難しいのでPCNS仮想アプライアンス以外の要素については敢えて触れないようにしているのかな?とも思います。

でも、繰り返しになりますが、上図のような構成って少なくないと思うので、上図構成くらいはユーザーガイドで詳しく触れてくれても良いのになぁ。。。

と言うわけで、私自身の作業の備忘録兼ねて、上記構成でPCNSを正しく機能させる手順をザックリと下記したいと思います。

▼前提環境(上図の通りですが、念のため)

・ESXiホスト2台以上
・HA/vMotionクラスタ
・DNSサーバーは仮想マシン/ゲストとして存在
・vCenterサーバーはVCSAを使用
・PCNSは仮想アプライアンスを使用

▼セットアップ手順

1.PCNS仮想アプライアンスをユーザーガイド通り展開します。
APCのサイトからPCNS仮想アプライアンス(OVF形式)をダウンロードし、vSphereクライアントからvCenterサーバーに接続し、OVFを展開します。
この辺はユーザーガイド通りでOKです。

2.以下対象ノードのhostsファイルを編集します。
ここ重要(笑)、でも、ユーザーガイドには載ってません。
上図を見て頂ければ分る通り、DNSサーバーも仮想/ゲストとしてESXiホスト上で動いており、これがシャットダウンされると、その後は名前解決が出来なくなります。ただ、各ノード間の通信は名前で行われるので、名前解決の手段が必要となります。
そこで、対象ノードのhostsを編集します。

hostsにIPアドレスとホスト名を記載するもの
・ESXiホスト
・vCenterサーバー

ESXi

①ローカルコンソール画面で【Alt】+【F1】を押し、シェル画面へ切替えてrootでログイン

②vi /etc/hosts でhostsファイル編集し保存

VCSA

①vSphereクライアントからコンソール画面を開き、rootでログイン

②【shell】と入力しシェル画面へ切替え

③vi /etc/hosts でhostsファイル編集し保存

PCNS仮想アプライアンス

①vSphereクライアントからコンソール画面を開き、rootでログイン

②vi /etc/hosts でhostsファイル編集し保存

この後、ローカルアカウントの作成、そして漸くPCNSのセットアップというのが待っているのですが、少々長くなるので、今回はこの辺までに致します。

なる早で次回書きますので、ご期待下さい。
と言いつつ、この情報を必要としている人って世の中にどれだけいるのか分りませんが、きっと世界の片隅で頑張っている誰かの為に!

以上、駄文散文ではございましたが、ご拝読ありがとうございました。

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