Microsoft Tech Summit 2017

こんにちは。
ヒゲダルマです。

Microsoft Tech Summit 2017に出席してきたことは先日のブログで触れた通りですが、改めて、Tech Summitの様子を備忘録がてら書こうと思います。

さて、昨年はHoloLensの日本リリースという大きな話題が有ったのでTech Summitも完全に主役はHoloLensでした。

今年は残念ながら特に大きな発表もなかった為、お祭り騒ぎ感も無く、一般的なプライベートカンファレンスの様相でした。

強いて言うなら漸くAzure Stackが製品として出てきたので、幾つかのセッションではAzure Stackについて深掘りした話が聞けたようです。ただ、昨年のTech Summitや今春のde:code 2017で既に話は十分聞けていたので、個人的にはAzure Stackのセッションは全てスルーしてしまった次第です。

ちなみに、Azure Stackというのは「Microsoftが提供しているAzureクラウドサービスと同等のサービスや機能をオンプレミスで導入/構築出来ますよ!」という製品で、ハードウェアベンダーが提供するAzure Stack専用のサーバー/ストレージとセットで販売されており、Azureは使いたいけど何らか制約/事情によりパブリッククラウドを選択出来ない企業さんが自社のデータセンターにAzure Stackを導入し、プライベートクラウドとして活用するようなケースが利用想定されるものと思います。

そんな訳で、今年のTech Summitは敢えて特定のテクノロジーや製品、サービスにフォーカスせず、色んなものを聞きかじっておくという方針で臨みました。

以下、今回私が聴講したセッション一覧です。

▼Day1

変化のとき、進化のとき ITイノベーションがもたらす価値

インフラ エンジニアにもできる企業の IT 改革 ~モダンなインフラを作ろう~

16万人の「働き方改革」を支えるICT活用 ~社内実践から見えた効果と課題とは~

事例と技術から改めて考える ハイブリッド クラウドの本質的な意味と価値

SQL Server 2017 事始め ~ 進化を続ける SQL Server の最新情報を一挙紹介

失敗しない Hyper-V 環境の構成

先行事例に学ぶ!デジタルトランスフォーメーションの舞台裏

▼Day2

AI ディープ ラーニング入門

クラウド利用時のセキュリティ環境構築術!!~IaaS メインにそっと PaaS を添えて~

脱 「固定電話」 2020 年代に向けた企業向けクラウド Voice の最新と将来展望

富士ソフトが実現した「ゆとりとやりがい」への取り組みと、一歩進んだ攻めの「働き方改革」~ Azure 活用で導き出すネクストアクション ~

経験者が語る!Bot企画/運用のエッセンス ~ Bot framework + Azure の運用サイクル ~

最新のサイバー攻撃対策、Windows Defender ATP 徹底解説します!

IT 用語で語る!なぜ IT 屋の話は伝わらないのか ~エンジニアのためのコミュニケーション スキルアップ~

Microsoft Translator 開発秘話

テーマを決めなかったので、かなりジャンルバラバラなセッションを聴講した訳ですが、結果的にMachine Learning(ML)とAIはキーワード的に耳に残りました。

まあブームと言えばブームなので、当然ではありますが。。。

AzureのCognitive Servicesで提供されている各種APIを利活用したビジネスシーンへのMLやAIの適用とか、SQL Server 2017のML Servicesの実装とか、Office 365のMyAnalyticsを使った働き方改革とか、ついにCray Supercomputer Services in Azure登場(スパコンがAzure上で使えるようになるよっていう話)とか、兎も角そこら中でMLとAIの利活用に関する話が出ていた気がします。

そういう意味ではMicrosoftは最近『AIの民主化』を掲げており、その具体的なアクションとして、それらの製品やサービスを矢継ぎ早にリリースしているのだろうなと想像します。

このMicrosoftが『AIの民主化』って言葉に込めた意味をキチンと理解している訳ではないですが、これまでMLとかAIとかって相応のインフラとかシステムとかを所有していないと出来なかったものだと思うのです。

でも、Microsoftはそれらを必要とする世界中の全て人に提供したいと本気で考えているのかも知れません。

もちろん、Microsoftも企業なので『AIの民主化』だって営利目的なのは重々承知していますが、Cognitive Servicesで提供されている無償APIの数々はMLやAI利活用を試してみたいという人達の敷居を下げてくれているのは間違い無く、それら無償APIで覗ける世界だけでも昔なら結構お高い世界だったのでは?と思うと、MicrosoftとしてはMLやAIを囲って希少価値を上げて高く売りたい訳では無く、広く世界中の人達にそれらを安く(時には無償で)提供することにより『AIの民主化』を実現し、『AIの民主化』によって生み出される何かによって世界中の人達のビジネスが成長することで更にいっそうMicrosoftが提供するサービスなり製品なりが売れるようになることを望んでいるのかな?なんて考えていたら、IBMもWatsonのトライアルを無償化するなんて話も出てきたので、きっとそうなんでしょうね。。。

既存の情報システム内に散在している雑多なデータをとりあえずMLに放り込んでみるだけで、もしかしたら何か気づきを得られたりとかするかも知れませんし、問題解決を考えるときに従来の延長線上で考えるのではなく、AIをどこでどう活かしたらハッピーになれるかを考え、積極的に試してみることで、問題解決プラスα、新しい価値が生まれるかも知れません。

と言うわけで、ビジネスを考える時に、AIを使うか否かではなく、AIを使うことを当たり前のように考えるべき時代に既になっているんだなぁ、というのが今年のTech Summit参加後の感想というか結論になりました。

以上、駄文散文ではございましたが、ご拝読ありがとうございました。

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