Acronis Backup 12.5でVMware ESXiをバックアップ 第1回

こんにちは。
ヒゲダルマです。

皆さん、VMware ESXi(ハイパーバイザー)のバックアップって、どうされてます?

物理マシン起動時にハイパーバイザーがメモリに読み込まれてしまえば、運用中はハイパーバイザー格納領域へのアクセスは基本的に生じませんので、格納先のHDD、USBメモリやSDカードの可用性/耐久性はそれほど要求されませんし、万が一壊れても物理マシンを再起動でもしない限りハイパーバイザーの運用は継続出来、仮想マシンも動いたままです。
ただし、再起動したら、ハイパーバイザーは上がってきませんし、格納領域の修理/交換とハイパーバイザーの再セットアップが必要になります。

なので、ハイパーバイザーの冗長性を高める方法として、ミラー対応の冗長SDカードスロットモジュールを採用しているようなサーバーもありますが、普通のUSBメモリをハイパーバイザー格納領域としているケースも多いのではないでしょうか。I/Oが殆ど無いのでUSBメモリでも十分な耐久性はあるとも考えられますが、絶対に壊れないモノってこの世にはありませんよね。

となると、ハイパーバイザーもバックアップは必要だと思います。

ハイパーバイザーのバックアップはVMware社のナレッジにもあります通り、CLIでコマンドを1,2個叩くだけです。バックアップはtgz形式のファイルとして生成されますので、後はそれを大切に保管すればOKです。

でも、ESXiの設定変更の都度、手動でバックアップを実施という運用は少々不安が残ります。

と言うわけで、ESXi/ハイパーバイザーのバックアップソリューションを見回すと、ESXi上の仮想マシンをバックアップする製品は多数揃っていますが、ESXi/ハイパーバイザーそのものをバックアップ出来る製品って実は限られています。

そういう意味で今回ご紹介するAcronis Backup 12.5はESXi/ハイパーバイザーも仮想マシンもどちらもバックアップ可能な珍しい製品となります。

そんな訳で、前置き長くなりましたが、Acronis Backup 12.5でVMware ESXi/ハイパーバイザーをバックアップする方法を、以下2回に分けてご紹介したいと思います。

第1回 バックアップの準備
第2回 バックアップの実行

さて、バックアップの準備ですが、大凡のステップは以下の通りです。

  1. ESXiの設定変更
  2. Acronis Backupの展開

1.ESXiの設定変更

ESXiの設定変更と言っても、大したことは有りません。SSHを有効化するだけです。
ホストの管理コンソール上で実行しても構いませんし、下記の通りvSphereクライアント経由で実施しても、ともかくSSHを有効化すればOKです。

①vSphereクライアントでESXiに接続します。

②【構成】⇒【セキュリティプロファイル】を選択し、画面右上の【プロパティ】をクリックします。
WS000000

③【SSH】を選択し、【オプション】をクリックします。
WS000001

④【開始】をクリックし、さらに【ホストに連動して開始及び停止】を選択し、【OK】をクリックします。
WS000002

以上でESXiの設定変更は完了です。
続けてAcronis Backupの展開です。

Acronis Backupの展開は以下3つのステップに分かれます。

    1. Acronis Backup管理サーバーをインストール
    2. ESXi/ハイパーバイザーに仮想アプライアンスをデプロイ
    3. 移行元ハイパーバイザー(ESXi)にライセンスをアサイン

ステップ1.Acronis Backup管理サーバーをインストール

①Acronis Backupのインストールプログラムを実行します。

管理サーバーのインストール先はどこでも構いません。
Windows OSが稼働しているマシンなら物理でも仮想でも大丈夫ですが、一般的には”バックアップサーバー”と位置付けられるバックアップ運用向けのサーバーが宜しいかと思います。

②下図が表示されたら、【この使用許諾契約書の~】にチェックオンし、【実行】をクリックします。
WS000000_thumb

③下図は【インストール設定をカスタマイズ】を選択します。
WS000001_thumb

④インストール設定にて【インストールする項目】の【変更】を選択します。
WS000002-2_thumb

⑤インストールする項目にて【管理サーバー】にのみチェックオンし、他は全てチェックオフし、【完了】を選択します。
WS000003_thumb

⑥インストール設定に戻ったら、【インストール】を選択します。
WS000004_thumb

⑦管理サーバーのインストール処理を暫く待ちます。
WS000005_thumb

⑧下図が表示されたら、そのまま【閉じる】を選択し、次のステップに進みます。
WS000006_thumb

 

ステップ2.ESXi/ハイパーバイザーに仮想アプライアンスをデプロイ

①Acronis Backupの管理画面にて【追加】を選択します。
WS000000-2_thumb

②デバイスの追加にて、【VMware ESXi】を選択します。
WS000001_thumb1

③以下の情報を入力し、【デプロイ】を選択します。
・vCenterまたはESXiのIPアドレス
・vCenterまたはESXiの管理者アカウント
・vCenterまたはESXiの管理者パスワード
WS000002_thumb1

④仮想アプライアンスのデプロイ処理を暫く待ちます。
WS000003_thumb2

⑤デプロイが終わると、下図の通り、ESXi(ホスト)、仮想アプライアンス、ESXi配下の仮想マシンが見えてきます。
WS000004-2_thumb

⑥左側のペインでVMwareを選択し、ESXi(ホスト)を選択すると、こんな感じです。
WS000005_thumb1

⑦当該ESXiにvSphereクライアントで接続してみると、確かに仮想アプライアンスが追加されていることが確認出来ます。
WS000006-2_thumb

⑧仮想アプライアンスのコンソールを開いてみると、こんな感じです。DHCPでIPアドレスを取得していることが分ります。必要ならIPアドレスを静的に設定しても構いませんが、とりあえず今回はそのまま、次のステップに進みます。
WS000007_thumb

 

ステップ3.ライセンスを投入

①Acronis Backupの管理画面にて【設定】⇒【ライセンス】⇒【キーの追加】を選択します。
WS000000_thumb3

②プロダクトキーを入力し、【追加】を選択します。
WS000001-1_thumb

③【完了】を選択します。
WS000003-2_thumb1

④この状態だとライセンスは未だアサインされませんので、下図にて仮想ホストのアイコンを選択します。
WS000004-2_thumb2

⑤該当のキーをチェックオンし、【割り当て】を選択します。
WS000005-2_thumb

⑥ライセンスをアサインするESXi/ハイパーバイザーを選択し、【完了】を選択します。
WS000006_thumb3

⑦下図の状態になればOKです。
WS000007-2_thumb1

とりあえず、以上でAcronis Backupの展開は完了となります。

それでは、次回、ESXiのバックアップ実行の手順をご紹介いたします。

以上、駄文散文ではございましたが、ご拝読ありがとうございました。

Pocket
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを書く

名前
必須