Acronis Backup 12.5でV2V 第1回

こんにちは。
ヒゲダルマです。

暫くご無沙汰してしまい申し訳ありません。

さて、唐突ですが、仮想マシンのお引っ越しって皆さんどうしてます?

余り頻繁にやることではないかも知れませんが、ハイパーバイザーに使用しているハードウェアの保証期間終了に伴い、仮想マシンを他のハイパーバイザー上にお引っ越し(V2V)しないといけないケースは無くはないと思います。

「V2Vと言っても、仮想マシンなんだからファイルコピーするだけだよね?」というご意見もあろうかと思いますが、例えばVMware ESXiからHyper-Vとかその逆とか、ハイパーバイザー自体が変わるケースでは仮想マシン/仮想ディスクのフォーマットが異なりますのでファイルコピーするだけとは行きません。

V2Vのプロセスではそれらフォーマットの変換をする必要があり、VMwareからはvCenter Converter Standalone、マイクロソフトからはVirtual Machine Converterなど、各コンバーターが提供されていますので、それらを利用出来なくは有りません。が、色々と前提条件が付いていたり、ユーザーガイドが英語しか無かったり、サポートが受けられるか否かも微妙だったり等々、正直微妙です。。

そこで、V2Vの方法は色々と考えられますが、今回はAcronis Backup 12.5 Standard Virtual Host(以下、Acronis Backup)を用いたV2Vをご紹介したいと思います。

Acronis Backupは当ブログでも幾度か取り上げていますので詳細は省きますが、基本的にはディスクイメージバックアップのソリューションです。物理でも仮想でもWindowsでもLinuxでも、まあ現在稼働中のオープンシステムなら大体バックアップ可能です。

なので、Acronis Backupを使えば、バックアップ&リストアの感覚でV2Vが実施出来ますし、V2V後はそのままバックアップソフトとしてAcronis Backupを使うことも可能です。移行ツールとして見てもAcronis Backupは比較的安価で簡便なツールだと思いますので、先ずはV2V移行ツールとして採用し、移行後は仮想マシンのバックアップに転用するなら全然安いものだと思います。

もちろん、既に仮想マシンのバックアップにAcronis Backupを採用しているケースでは、V2Vの移行ツールとしてAcronis Backupが一択になろうかと思います。

と言うわけで、今回から3回に分けて、Acronis Backupを用いたV2Vをご紹介致します。

第1回は今回V2Vする環境とAcronis Backupについてご紹介したいと思います。

移行対象仮想マシン:Windows Server 2008 R2
移行元ハイパーバイザー:VMware ESXi
移行先ハイパーバイザー:Windows Server 2016 Hyper-V

絵にするとこんな感じです。
スライド1

さらに、Acronis Backup含めたV2V環境を絵にすると、こんな感じです。
スライド2

図中にもありますが、このケースだと、Acronis Backupの各種モジュールは以下の配置となっています。

管理サーバー           ⇒ 移行作業用VM
仮想アプライアンス  ⇒ 移行元ハイパーバイザー ESXi
エージェント           ⇒ 移行先ハイパーバイザー Hyper-V

※エージェントと仮想アプライアンスの役割はほぼ同等です。
ESXiの場合、ハイパーバイザーに対して直接エージェント等をインストール出来ないので、管理サーバーとハイパーバイザーの通信は仮想アプライアンスを介して行う格好となります。

なお、Acronis Backupの展開方法については次回ご紹介したいと思いますが、移行対象/移行元/移行先とは別に、Acronis Backupの管理サーバーとしてWindows OSのマシンが1台と、移行対象の仮想マシンを格納するためのバックアップ領域が必要となります。
このWindows OSのマシン自体が仮想マシンでも全く問題はありません。
また、移行対象の仮想マシン格納領域がAcronis Backupの管理サーバーと同一でも別々でも構いません。NASなどのネットワーク共有された格納領域があるなら、そこにAcronis Backupの管理サーバーからアクセス出来れば大丈夫です。(今回は移行作業用VMのDドライブを格納領域としました。)

移行先のハイパーバイザーがHyper-Vの場合には、Windows OSなので、そこにAcronis Backupの管理サーバーを展開し、V2V後は仮想マシン(ゲスト)とハイパーバイザー(ホストOS)を合わせて丸ごとバックアップ出来るようにするのも良いでしょう。

ハイパーバイザーがVMware ESXiのみのケースでは、別途Windows OSの仮想マシンなり物理マシンが必須となりますが、Hyper-V同様にハイパーバイザーのバックアップも可能です。ESXiのハイパーバイザー領域含めてバックアップ可能な製品は限られますので、この点はAcronis Backupのアドバンテージだと思います。

ちなみに、前述の通りAcronis Backupのモジュールがあっちゃこっちゃ入っておりますが、このケースで必要となるライセンスはAcronis Backup Virtual Hostライセンスが1つとなります。(永続ライセンスなら\120,000となります。)
本来のバックアップ用途であればエージェントもしくは仮想アプライアンスの個数分(つまりバックアップ対象となるハイパーバイザーの個数分)のライセンスが必要となりますので、一見すると2ライセンス必要と思われますが、飽くまでもV2V(移行)ということであれば、最終的に残るハイパーバイザーにインストールされるエージェントもしくは仮想アプライアンスの個数だけ購入すれば良いとのことです。(なので、今回のケースだとHyper-Vの1個分だけということです。)

とりあえず、初回は以上と言うことで、次回はAcronis Backupの展開方法についてご紹介したいと思います。(次回が1年後にならないよう頑張ります!)

以上、駄文散文ではございましたが、ご拝読ありがとうございました。

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