Hyper-V 7.0 仮想ディスクのパフォーマンス

こんにちは。
ヒゲダルマです。

Windows Server 2016になりHyper-Vもバージョン7.0へとバージョンアップしました。(Windows Server 2012 R2ではバージョン5.0でした。)

バージョンアップに伴い、目立ったところだけでも、仮想マシンのNICのホットアド(起動中の仮想マシンへのNIC)が可能になり、さらにネスト(仮想マシン上でのHyper-Vの実行)もサポートされました。
これでVMware ESXiと比較しても見劣りしない感じですね。

そんなHyper-Vですが、以前から気になりつつ、実際に確認せずに済ませていたことが有りました。
それは仮想マシンの仮想ディスクのパフォーマンスについてです。

Hyper-Vで仮想マシンを構成する際、仮想ディスクとしては以下の3つが選択可能です。

  • 容量可変
  • 容量固定
  • 差分

仮想マシン作成時のウィザードでは自動的に容量可変になりますが、手動で仮想ディスクを作成すれば容量固定の仮想ディスクが作成出来ます。
ちなみに、差分ディスクは複数台の仮想マシンを展開するようなケースで使用する容量可変ディスクの一種です。

一般に容量固定は容量可変よりもパフォーマンスが高いとされており、本番環境で使用する仮想マシンでは容量固定を選択するケースが多いですが、果たしてどの程度パフォーマンスが異なるのかについては意外と情報が少なく、固定と可変のパフォーマンスを一度はキチンと比較してみたいなと思っていた次第です。

で、今回、都合良く新規でセットアップしたWindows Server 2016 Hyper-V環境が手元に有ったので、試してみることにしました。

先ず、物理マシンの構成は以下の通りです。

  • CPU:Intel Xeon CPU E5-2680 2.7Ghz
  • メモリ:32GB
  • HDD:Cドライブ 929GB(SAS 1TB×2本 RAID1)
  • HDD:Dドライブ 3.63TB(SAS 1TB×5本 RAID5)
  • OS:Windows Server 2016 DataCenter Edition

次に、仮想マシンの構成は以下の通りです。

  • CPU:vCPU×2
  • メモリ:8GB
  • HDD:Cドライブ 80GB(容量可変ディスク)
  • HDD:Dドライブ 200GB(容量固定ディスク)
  • HDD:Eドライブ 200GB(容量可変ディスク)

パフォーマンス比較は以下の3つのドライブを対象とします。(物理マシンも含めて比較することで、ハイパーバイザーのオーバーヘッドも見てみました。)

  • 物理マシン Dドライブ
  • 仮想マシン Dドライブ(容量固定ディスク)
  • 仮想マシン Eドライブ(容量可変ディスク)

結果は以下の通りです。

▼物理マシン
物理マシン

▼仮想マシン 容量固定ディスク
容量固定

▼仮想マシン 容量可変ディスク
容量可変

▼結果詳細
結果詳細

結論から言うと、容量固定ディスク > 物理マシン = 容量可変ディスク という感じになり、ハイパーバイザーのオーバーヘッドも何処吹く風、仮想マシンの容量固定ディスクが物理マシンに勝ってしまいました。(本当かな?という気もしなくは無いので、後日、別の物理マシンで追試験してみようとは思います。)

容量固定と容量可変の差については、まあこんなもんかなという印象です。パフォーマンス絶対!、パフォーマンスが命というようなサーバー以外なら(そういうサーバーを仮想化するかの?という疑問もありますし)、仮想化の際は積極的に容量可変ディスクを採用した方がコストパフォーマンス的に望ましそうです

以上、駄文散文ではございましたが、ご拝読ありがとうございました。

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