【思い立ったが吉日】「カフェ」ではなく「喫茶店」。

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今回の【思い立ったが吉日】は、喫茶店をテーマにお送りしたいと思います。

最近は「カフェ」という呼び名が一般的かと思いますが、私としては「喫茶店」という呼称の方が好きです。確かに近年、都心部を中心に店舗数を増やしているおしゃれなチェーンのお店は「カフェ」という呼称が相応しいと感じるのですが、私はそういった最近の流行りの「カフェ」ではなく、古くからある「喫茶店」の方に親しみを感じます。

子どもの頃、住んでいた名古屋郊外の街で、最寄駅の駅前にあった喫茶店が、たぶん私のそういう嗜好を決定づけた存在だったのではないかと思います。喫茶店とは言いながら、昼には「ランチ」というにはボリューミーな「定食」がメニューにラインナップされる。その中には時に応じて「焼き魚定食」なんてメニューも存在している。決してチェーンのおしゃれな「カフェ」ではあり得ないようなことですが、でもそういうお店こそが「喫茶店」であり、私にとっては親しみ深いお店になる、というわけです。

ご存知の通り、名古屋には「喫茶店文化」と言われるようなものが存在します。モーニングサービスというのは、最近でこそ東京のお店でも提供されたりしていますが、さすがにコーヒー一杯を頼んだら自動的にトーストとゆでたまごがついてくる、という名古屋流のサービスではないように思います。しかも名古屋市内ではなく、郊外に行けば行くほどモーニングサービスのラインナップは豪華になり、私が知っている限りではコーヒー一杯を頼んだだけでハムエッグとホットドッグとサラダと、なぜか茶碗蒸しが出てくるという喫茶店もありました。

そんな環境で育ったからか、未だに私は昔ながらの「喫茶店」に愛着を感じます。店主の愛想があまりよくなく、なんなら店内にお客様がいなかったら、新聞なんかを読んで来店を待つ、みたいな風情の方が、やたらと「いらっしゃいませ〜」とカラ元気のように声ばかり大きな挨拶をしてくるお店よりも誠実な印象を受けてしまうのです。

ちょっと前まで住んでいた「東京都北区赤羽」という街には、そんな風情を感じさせる「喫茶店」がいくつもありました。「ザ★下町」とも言えるような街並みの中には、そんな風情のお店の方が似つかわしいように思います。私がよく通っていた「喫茶店」には、朝メニューとランチメニューにその日仕入れた旬の魚を使った焼き魚定食がラインナップされており、「喫茶店」の定番とも言うべきナポリタンは独特の味わいがあってやみつきになる美味しさでした。その「喫茶店」では、どこか「カフェ」を意識しているのか、アイスコーヒーに「Lサイズ」が用意されているのも、少なからず今風なものを取り入れようとしているようで、かわいらしく感じてしまいます。

おしゃれなチェーンの「カフェ」も、私は利用します。都心部のあちこちにお店があって、だいたいこういうメニューが揃っているんだよな、と認識できて安心感があるのは、チェーンだからこその魅力だと思います。とりあえず立ち寄って、パソコンを開いて仕事をしよう、などと考える時に重宝するのは、まさにそういったチェーンの「カフェ」です。それはそれで便利に使わせてもらっていますが、慌ただしい雰囲気ではなく、落ち着いてゆっくりと時間を過ごしたい、と思った時にしっくりくるのが、「喫茶店」だと私は感じています。

チェーンだからこそ得られる安心感も、いい。一方で、そのお店でしか味わえないメニューやサービスがあるのも、いい。多様なニーズに応えられるようなサービスを目指す私たちGFCとしては、どちらにも学ぶべきところがあるような気がしています。

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